玉森裕太、東野圭吾からの手紙に感激…“東野作品”で最高難度のキャラだった!
玉森裕太が1日、都内で行われた映画『パラレルワールド・ラブストーリー』公開記念舞台あいさつに登壇。原作者・東野圭吾からの「とびぬけて複雑」な主人公役を引き受けた勇気を称えるサプライズレターに大感激していた。イベントには、吉岡里帆、染谷将太、森義隆監督も来場した。
東野圭吾の同名小説を実写映画化した本作は、主人公の崇史(玉森)が、恋人の麻由子(吉岡)と幸せな日々を送る世界と、麻由子が崇史の親友・智彦(染谷)と交際している世界が並行するパラレルワールドに迷い込み、真実を思い求める姿を描いたミステリー。
待望の公開を迎え、玉森は「ずーっとこの時を待っていたので、やっとか……という気持ちです」と安心しつつ、「これから先、いろんな人に観てもらえるように宣伝とか頑張っていきます」と意気込み。染谷も「本当にうれしいです。撮影は本当に頑張ったんで。頑張ったんで!」と強めに訴えた。
染谷の言葉通り、撮影は過酷だったようで、吉岡は「崇史が辛い状況になっていくにつれて、玉森さんも同じように痩せていき、ストイックな現場だなと感じていました」と吐露。しかし、撮影から1年が経ってプロモーション活動をすることになると、玉森がある番組で、キャイ~ンのウド鈴木とタヌキの耳や尻尾をつけたコスプレ姿を披露していたという。それを見た吉岡が、「同じ人と思えなくて、微笑まし過ぎて……。見た時に温かい気持ちになりました。元気そうでよかった」と話すと、玉森は「ああいう仕事もやらなきゃいけないんす」とノリノリで楽しんでいた事実を隠す発言で、観客の笑いを誘った。
作品にちなみ、最近解けない謎を問われると、玉森は「家で物を失くして絶対に見つからない時ありません? “小物”とか」と共感を求めながら、「この間はスリッパを失くしました」と意外にも“大物”を紛失したことを告白。とはいえ、それは見つかったそうで、「デニムの上に乗っかっていました」とおっちょこちょいエピソードで会場を沸かせた。
この日は、東野からサプライズレターも届けられた。その中で、「崇史の内面は、これまで創作したキャラクターの中でもとびぬけて複雑です」と明かされ、「引き受けてくださったことに感謝します。また、正面から取り組まれことに敬意を表します」と労われると、玉森は「本当にうれしいです。光栄です」と感激。そして、「監督にもたくさん追い込んでいただいたので、そういうのが生まれたと思います。いろんな方に感謝したいです」と思いを込めた。(取材:錦怜那)
映画『パラレルワールド・ラブストーリー』は全国公開中