こんな玉森裕太みたことない!『パラレルワールド・ラブストーリー』で新境地
公開中の映画『パラレルワールド・ラブストーリー』で主演を務めるKis-My-Ft2の玉森裕太。本作で、2つの世界に迷い込む主人公を熱演し、俳優として新たな一面を見せている。
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玉森にとって『レインツリーの国』以来、4年ぶりに映画の主演を担った本作は、1995年に東野圭吾が発表した人気小説を実写映画化したもの。主人公・崇史(玉森)が、2つの世界で恋人・麻由子(吉岡里帆)と親友・智彦(染谷将太)の間で葛藤するさまが描かれる。
崇史は、容姿端麗でスポーツ万能、優秀な成績で大学院を卒業した頭脳の持ち主。誰もが羨むような人生を歩んでいたはずだったが、もう1つの世界であるパラレルワールドに迷い込み精神が追い詰められていく。劇中、崇史が麻由子に感情をむき出しにして怒りをぶつけるシーンや、智彦へ嫉妬する場面もあり、崇史役の玉森の俳優としての新たな一面を見ることができる。
玉森は、1990年生まれの29歳。2009年のスペシャルドラマ「ごくせん スペシャル さよなら3年D組…ヤンクミ涙の卒業式」でドラマ初出演を果たし、2011年にKis-My-Ft2のメンバーとしてCDデビューした。その後は、「美男(イケメン)ですね」「信長のシェフ」「ぴんとこな」「リバース」といったドラマに数多く出演。バラエティーでもアイドルらしからぬ変顔を披露するなど、新たな魅力でファンを獲得している。
本作のメガホンを取った森義隆監督は、玉森のことを「勘もよくて、10伝えたいときに1言えば理解できる感性がある」と評価。「僕のなかで映画俳優としての“玉森裕太”をこの映画で誕生させるという気持ちがあって。玉森君と心中する覚悟でと思ってたんだけど、思ったよりも早く彼は主演俳優として独り立ちしてくれた」と語っている。(編集部・梅山富美子)