『ボヘミアン・ラプソディ』監督、マドンナの伝記映画を希望?
降板したブライアン・シンガーに代わり監督を引き継いで完成させた映画『ボヘミアン・ラプソディ』や、最新作『ロケットマン』のデクスター・フレッチャー監督が、今度は、人気歌手マドンナの伝記映画を手掛けたいと Gay star News のインタビューで語った。
フレッチャー監督は同サイトのインタビューで、記者から「もし再びロック歌手の伝記映画を作るなら、マドンナかシェールをやってみたらどう?」と提案されると、「マドンナで撮りたい! (感情の起伏がある)ジェットコースターのような、素晴らしい作品になるだろう」と即答。記者が再び「以前に、マドンナの伝記映画の製作を考えたことはあるのか?」と質問すると、フレッチャー監督は「考えたことはないよ。彼女がそのアイデアにどれほど喜んでくれるかわからないからね。でも、(もし手掛けるのなら)彼女の素晴らしい半生を描くことになるだろう。もし僕が、また音楽界のアイコン(象徴)を描くとしたら、彼女になるだろうね。彼女は素晴らしいから」とコメントした。
実は2017年に、ユニバーサル・ピクチャーズがマドンナを題材にした映画『ブロンド・アンビション(原題)/ Blonde Ambition』という企画を立ち上げたことがあったが、その製作は頓挫したようだ。そして、当時の報道に関してマドンナはInstagramで「わたしが知っていることや見てきたことは、誰も知らないはす。だから、わたしだけが(自身の)ストーリーを語ることができるのです。誰か(わたしの伝記映画に)挑戦する人は、ペテン師であり、バカです。それは、仕事をせずに瞬間だけの満足感に浸っているとも言えます。そして、これはわれわれ社会の病でもあります」と語っており、自身が関わらない限り、伝記映画の製作はあり得ないとの様相を見せていた。
フレッチャー監督が本気で考えているのならば、『ボヘミアン・ラプソディ』でフレディ・マーキュリーの遺産管理団体とクイーンのバンドメンバーに、『ロケットマン』でエルトン・ジョン本人に、正式に許可を得たように、マドンナからも正式なルートで許可を得て製作することになるだろう。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)