青木崇高、フットワーク軽すぎ!加瀬亮に会いたくて、ウズベキスタンまで行く
俳優の加瀬亮と青木崇高が21日、都内で行われた映画『旅のおわり世界のはじまり』スペシャル映像上映付きトークイベントに登壇。青木は本作にはまったく出演していないが、ロケ地・ウズベキスタンにいる先輩で友人の加瀬に会うために弾丸ツアーを決行していたことが明かされた。
“舞台で歌う”という夢への情熱を胸に秘めたテレビリポーターの主人公(前田敦子)が、番組のクルー(加瀬、染谷将太、柄本時生)と取材のためにウズベキスタンを訪れ、異国での様々な出会いによって成長していく姿を描いた本作。
撮影中、二人は「ウズベキスタンに行きたい」「来てほしい(笑)」とLINEでやりとりしており、青木はある日のNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」撮影終了後、16時間もかけて現地に一人降り立った。そして、サマルカンドやブハラの町を散策し、グルメを満喫したり、見知らぬおじさんの家に招かれてティーブレイクしたり、加瀬らとマーケットで買い物をしたりと、3日間の滞在を楽しんだ。その様子を自ら撮影・編集したものが28分にも及ぶスペシャル映像「あおきむねたかのウズベキスタンまでちょっと会いに。」としてお披露目された。
青木は「以前こちらに、主演映画の初日舞台あいさつで来たことがあるんですけど、ここまで埋まらなかった」とぼやきながらも、自身の“初監督作品”を鑑賞してくれた観客に「夢がかなった」と感謝。また、出発日のドラマ撮影が天候次第で翌日になっていたかもしれなかったといい、さらに「嫁さん(優香)がちょうど舞台をやっていて、(渡航するには)ここしかない日で、なんとしてでも行かないと! と思った」と思いの丈を熱く語った。
一方の加瀬は「僕はお客さんにプライベートは一切見せたくないですけど、青木くん初監督なので、そのルールを破りました」と友情と決意を表していたが、上映後は「どっと疲れました。うちらの映画の前田さんの『愛の賛歌』の余韻が台無しだわ」と嘆き節。加えて「ユーチューバーとして稼ごうとしている魂胆しか見えない」と渋い顔ものぞかせた。とはいえ最終的には、手書きのイラストや、音楽に合わせて切り替わる映像など、凝った演出を「初めてなのに撮影も編集も上手ですよね」とたたえ、「(海外まで会いに来てくれる)フットワークの軽さが好きです」と青木の努力と人柄に笑みをこぼしていた。(取材:錦怜那)
映画『旅のおわり世界のはじまり』は全国公開中