真矢ミキ、21年ぶりの男装がカッコよすぎ!
元宝塚歌劇団で女優の真矢ミキが5日公開の映画『Diner ダイナー』で、宝塚時代以来21年ぶりとなる男装姿を披露している。メガホンを取った蜷川実花監督も「美しいですよね~。現場で本当に楽しかったです、カッコよすぎて」と大絶賛した。
本作は『ヘルタースケルター』などの蜷川監督が藤原竜也を主演に迎えて、コミカライズもされた平山夢明の小説を実写化。“殺し屋専用”のダイナーを舞台に、元殺し屋の店主ボンベロ(藤原)とダイナーを訪れる凶悪な殺し屋たちの異様な世界を描き出す。
真矢が演じたのは、殺し屋たちを束ねる組織の四天王の一人で“北のトップ” 無礼図(ぶれいず)。美しき男装の麗人で、「美しいことは正しい」という確固たる信念を持つ。ボンベロの料理人としての腕を買っているが、目的のためには手段を選ばない冷酷な一面も。
蜷川監督は「原作だとこの役は男性なんですが、男装の麗人にしたらどうかなっていうのは初期からあった構想です。もともと宝塚時代の真矢さんのファンだったので、どうしても真矢さんにやっていただきたいと熱望したんです」と裏話を告白。
「やっぱりこんなにスーツとハットが似合う方っていないので、また男装を見られてすごくうれしいし、おそらく映画を観てくださる方でもそう思ってくれる方がたくさんいるんじゃないかと思います。また、真矢さんがこういう男役をやられていたってあんまり知らない方もいるかもしれないので、新たな真矢さんのカッコよさをみんなに知らせたいみたいなところもありました」とキャラクターに込めた思いを語った。
真矢も「原作ではアメフトをやっているような本当にイカツいキャラとして描かれていますが、コミックスにはまだ登場していない状態でした。なので演じるにあたり蜷川組のメイクさん・衣装さんがああでもない、こうでもないと試行錯誤してくださって。わたしは成すがまま身を任せただけでしたが(笑)、いつのまにか無礼図が出来上がっていました」と明かした。(編集部・中山雄一朗)
映画『Diner ダイナー』は7月5日(金)より全国公開