超実写版『ライオン・キング』記録破りの大ヒット!『美女と野獣』超え
全米ボックスオフィス考
先週末7月19日~7月21日の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ディズニーの超実写版『ライオン・キング』が興行収入1億9,177万759ドル(約211億円)で断トツの首位デビューを果たした。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)
アニメーション映画の名作を、実写版『ジャングル・ブック』のジョン・ファヴロー監督が最先端のCG技術を用いて再映画化した本作。ディズニーアニメの実写化作品では、2017年公開のエマ・ワトソン主演作『美女と野獣』(興収1億7,475万616ドル・約192億円)を超え、全14作品の中で最高のオープニング興収を記録した。7月公開作品のオープニング興収としては、シリーズ最終作『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』(2011)を抜き歴代最高。今年公開の作品としても、『アベンジャーズ/エンドゲーム』に次ぎ第2位となる大ヒットスタートを切った。
革新的な映像表現に加え、ボイスキャストを務めたドナルド・グローヴァー(シンバ役)&ビヨンセ(ナラ役)というグラミー賞受賞歌手のデュエットも話題を呼んでおり、観客の満足度は高い。今後どこまで数字を伸ばすのか、注目される。
今週末は、レオナルド・ディカプリオ&ブラッド・ピットが共演したクエンティン・タランティーノ監督作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』などが公開される。(編集部・市川遥)
7月19日~7月21日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ライオン・キング』
2(1)『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』
3(2)『トイ・ストーリー4』
4(3)『クロール(原題) / Crawl』
5(5)『イエスタデイ』
6(4)『ステューバー(原題) / Stuber』
7(6)『アラジン』
8(7)『アナベル 死霊博物館』
9(8)『ミッドソマー(原題) / Midsommar』
10(9)『ペット2』