伊藤健太郎、玉城ティナの恫喝に恍惚…『惡の華』予告
伊藤健太郎と玉城ティナが共演する映画『惡の華』より、欲望丸出しの少年少女の姿を捉えた予告映像が公開された。
テレビアニメ化や舞台化もされた押見修造の人気コミックを原作とする本作は、男子中学生の鬱屈とした青春と行き場のない衝動を描く物語。主人公の春日高男を伊藤、その春日に自分と通ずるものを見出し、執拗につきまとう仲村を玉城が演じる。
公開された予告は、春日の独白から始まり、突如現れた“仲村さん”の存在によって、山々に囲まれた窮屈な街での退屈な日常が激変していく様子が映し出される。過激なシーンも目白押しで、屋外でパンツを脱がされる春日をはじめ、虚ろな目でライターを握りしめる仲村、そして豪快に足を組む仲村と恍惚とした表情を浮かべる春日など、“変態”の裏に潜む2人の深い闇が見え隠れする。
ほかにも、春日が片思いをするクラスのマドンナ・佐伯奈々子を演じる秋田汐梨、高校時代に文学が好きであることをきっかけに春日と交流を深める常磐文を演じる飯豊まりえの姿も観ることができる。さらに、主題歌に使用されているリーガルリリーの新曲「ハナヒカリ」も収められている。
監督を務めたのは、映画『片腕マシンガール』『覚悟はいいかそこの女子。』などの井口昇。脚本をアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」などを手掛けてきた岡田麿里が担当。ほかキャストとして鶴見辰吾、坂井真紀、高橋和也、黒沢あすか、佐々木すみ江、松本若菜も出演する。(編集部・大内啓輔)
映画『惡の華』は9月27日より全国公開