福士蒼汰&菜々緒、禁断の恋描く10月期連ドラで初共演
俳優の福士蒼汰が、10月クールのTBS系金曜ドラマ枠(夜10時~10時54分)で放送される「4分間のマリーゴールド」で主演を務めることが5日、同局より発表された。小学館の新人コミック大賞(青年部門)で大賞を受賞したキリエの同名漫画に基づく本作で福士が演じるのは、手を重ねた人の最期の姿がみえる特殊な能力を持つ救急救命士。命の期限が1年後に迫る義姉との恋の行方を描くラブストーリーで、義姉に福士と初共演となる菜々緒がふんする。演出、脚本をドラマ「マルモのおきて」(2011・フジテレビ系)で組んだ河野圭太、櫻井剛がそれぞれ務める。
現在、同局で放送中のコメディー「Heaven?~ご苦楽レストラン~」でフレンチレストランの生真面目なシェフドラン(上級ウェイター)を好演する福士。同局では初の連ドラ主演となる新ドラマでは、勤務3年目の救急救命士・花巻みこと役に。幼い頃に母を亡くし、後に父の再婚相手である義母、その連れ子の3人の兄弟と家族に。一つ屋根の下で暮らす義姉・沙羅(菜々緒)に惹かれるも、自身の特殊能力によって1年後に死亡することを知り、沙羅の幸せのために尽くすことを心に誓うという設定だ。
福士は原作を読んだ感想を「ラブストーリーの名作はたくさんありますが、そのどれにも負けないくらいとても感動できる作品だと思います。原作を読んで涙し、台本を読んでまた泣きました」とコメント。また、菜々緒との初共演に「これまで強い女性の役が多かった方という印象なので、天真爛漫な沙羅というヒロインをどう演じられるのか、ご一緒させていただくのが今からとても楽しみです」と期待を込める。
一方、「Missデビル 人事の悪魔・椿眞子」(2018・日本テレビ系)のキャリアウーマンや今年4月クールの「インハンド」(TBS系)のエリート官僚など、タフでクールなイメージの強い菜々緒だが、本作ではガラリと異なるキャラクターに挑戦。お年寄りや子供たちに絵画を教える画家・沙羅役に、菜々緒は「沙羅は天真爛漫でピュアな女性です。周りの人を笑顔にする魅力を持っていて、優しさでできているような人。これまで悪女の役はたくさん演じましたが、“強い”部分が最初から最後までない役を演じたことはほぼないので(笑)、不安な部分もありますが楽しみです」と意気込みを語っている。
なお、タイトルにある「4分間」とは、救命における生死を分かつタイムリミットのこと。呼吸が停止してからのこの時間が救急救命士にとっての正念場となる。(編集部・石井百合子)