佐々木蔵之介、現代版シャーロックで刑事役 ディーン&岩田と月9で連ドラ初共演
俳優の佐々木蔵之介が、フジテレビで10月期にスタートする月9ドラマ「シャーロック」に出演することが明らかになった。アーサー・コナン・ドイルの世界的推理小説を原作に、ディーン・フジオカと岩田剛典が、現代の東京で活躍する“シャーロック”と“ワトソン”にあたるキャラクターを演じる本作。佐々木は、原作のレストレード警部にあたる人物で、シャーロックに事件の捜査依頼をする警視庁刑事部捜査一課の警部・江藤礼二(えとう れいじ)を演じる。
佐々木が演じる礼二は、フリーランスの犯罪コンサルタント“シャーロック”の天才的な観察眼に一目置き、その事件解決力を自分の手柄にするため捜査に介入させる、物語のきっかけを作る役どころ。自分を有能だと思い込んでいるが、サボり癖があり、あっけらかんとしていて詰めが甘く、捜査能力は決して高くない。捜査を無自覚に邪魔することも多く、シャーロックにはバカにされたり、その言動に振り回されたりすることが多々ある。
そんな佐々木は、映画『空飛ぶタイヤ』(2018)でディーンと共演しているが、連ドラとしては今作が初共演となり「常人でない美しさと危うさを備える彼はまさに“シャーロック”です」とディーン版シャーロックに太鼓判。シャーロックを相棒として支える精神科医、ワトソン役の岩田とも初共演となり、「内に秘めたる闇を持つ“ワトソン”を岩田さんが演じるのはとても魅力的」と胸を踊らせる。そして、脚本家の井上由美子、演出の西谷弘とは木曜劇場「白い巨塔」(2003~-2004)以来の仕事。「妥協なく、常に最高を追求するお二人の現場に立ち会えると思うと、今から緊張と興奮が綯(な)い交ぜです」と意気込む。
サイテーだけど、どこか憎めなくてチャーミング。本作のコメディーリリーフとなる佐々木に、フジテレビの太田大プロデューサーは「佐々木蔵之介さんに演じていただくことで、鈍感ながらも、いずれは“シャーロック”と“ワトソン”をどこか温かく見守る兄貴分のような江藤刑事が誕生すると確信しており、とても楽しみにしております」と期待をかけている。(編集部・入倉功一)