指原莉乃のネットとの距離感 自分への意見「気にしない」
公開中の『劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』』で歌姫アンの声を担当した指原莉乃。出演情報が解禁になった際は、大きな反響が巻き起こったが「世界的に人気の作品なのでプレッシャーはありますが、周囲の声は気にしないですね」と大局的にものごとを捉えているという。
指原と言えばTwitterのフォロワー数が260万人を超えるなど、ネット上での影響力の大きな人物の一人。本作への出演が決まったときも「さすがに『ONE PIECE』だけあって、普段は仕事のことで直接連絡などはないのですが、メンバーからもすごい連絡がきました」と反響の大きさを実感したという。
原作は世界中で人気のある作品。そこに出演することには「めちゃくちゃプレッシャーです。そもそも20年も続いている作品で、アニメの世界観もできている。そこにゲストとして入るのは並大抵のことじゃないですし不安は大きいです」と怖さがあったという。
しかし一方で、SNSなどの反響に対しては「直接来るメッセージなどは見るのですが、自分からエゴサーチして世間の反応を見にいくようなことはしません」と語る。バラエティー番組などで、エピソードトーク的には「エゴサをします」みたいな話にはなるというが、「すごく若いころにはしていたこともありましたが、この仕事を続けてきて、あまり人の視線が気にならなくはなってきています」と正直な胸の内を明かす。
とは言っても、作品に携わったからには“出来”に関してはベストを尽くすのがプロとしての責任だ。その意味では「やっぱりわたし自身も『ONE PIECE』という作品が大好きですし、アニメ化20周年にふさわしい豪華な出演者の皆さんの中で、下手なことはできないという思いはありました」。
指原演じる歌姫アンは、天真爛漫で明るいキャラクター。「すぐに思ったことを口に出したり、リアクションが大きかったりするところは自分に近い部分もあるのかなと感じたので『どうしよう』という迷いはなく、自分に落とし込みやすい役でした」と感情移入しながらアフレコに臨めたという。
「ゲスト声優ですが、しっかり盛り上げられるように頑張りました」と照れながらも胸を張った指原。20年以上、常に漫画、アニメ界で人気を保ち続けている「ONE PIECE」という作品に対して「わたしは“細く長く”がモットー。『ONE PIECE』は“太く長く”なので、とにかく尊敬するところばかりです」と敬意の表していた。(取材・文:磯部正和)