「あなたの番です」最終回でロスの声続出!ついに黒幕が明らかに
話題のドラマ「あなたの番です-反撃編-」(日曜よる10時30分~)の最終回が8日に放送された。殺人事件の黒幕の正体が明らかになり、「驚きの連続だった」「あな番ロス辛い」と大反響を呼んでいる。(以下、ネタバレあり)
秋元康が企画と原案を手がける本作は、とあるマンションの住民会で行われた、殺したい人の名前を紙に書いて箱に入れ、誰かの殺したい人の名前が書かれた紙を引く“交換殺人ゲーム”をきっかけに、年の差カップルの菜奈(原田知世)と翔太(田中圭)が殺人事件に巻き込まれるさまを描く。菜奈が何者かに殺され、翔太は304号室の大学院生・二階堂(横浜流星)と共に事件の真相を追っていた。
前週の19話では、翔太は事件の黒幕に対して先手を打とうと、怪しい人物である黒島(西野七瀬)らに「あなたが犯人だという証拠を掴んだ」という内容の手紙を出し、都内のホテルにおびき出そうとしていた。約束の時間になると、二階堂がいきなり翔太の背後から首を腕で絞めるという驚愕の展開で幕を閉じていた。
最終回では、黒幕の正体が明らかに。翔太と黒島をベッドに拘束した二階堂は「菜奈を殺した」と告白するが、翔太はそれを嘘だと見抜く。そして、二階堂の様子などから、黒島が黒幕だと確信して、問い詰める。
黒島は、自身が殺人の衝動が抑えられない性質だと自白。交換殺人ゲームでDV彼氏の名前を書いたところ、その男が何者かによって殺され、自分と“同じ種類”の人間がゲーム参加者にいるのではないかと黒島は期待。その人物を突き止めるためにゲームを進めようと決意し、率先して殺害を実行していたと語る。
菜奈は、黒島の殺しのルールである“ラッキーデー”に気づき、殺されてしまった。その事実を知った翔太は、怒り狂い黒島を殺そうとするが、思い止まって彼女を警察に連れて行く。
また、ゲームのきっかけが、赤池美里(峯村リエ)であることが発覚。義理の母・幸子(大方斐紗子)の遺産を狙う美里は、黒島の性質を利用し、幸子を亡き者にしようと企んでいた。彼女は金に困っていた管理人・床島(竹中直人)に、住民会で黒島の殺人衝動をかき立てるようにと提案していたのだった。
いざゲームを実施したところ、ゲームで自分の名前が書かれていた床島はショックを受けていた。病気を患っていたこともあり、悩んでいた床島は自殺。床島と麻雀仲間の西村(和田聰宏)は、ゲームで「管理人さん」と書いた早苗(木村多江)を脅す。この脅迫から殺人事件が実際に起こってしまったのだと発覚した。
さらに、刑事・水城(皆川猿時)は、幸子のところに行き、黒島の祖母だという事実を突きつける。幸子は、猟奇性のある孫・黒島を引き取って202号室に住まわせており、黒島が犯した罪について開き直ったかのように笑い飛ばす。そんな幸子のことを、江藤(小池亮介)が見ていた。
それぞれの事件が解決し、翔太と二階堂が部屋で一緒に夕飯を食べているとインターホンが鳴る。ドアを開けると誰もおらず、廊下の先から無人の車椅子が走ってくる。椅子の上には、「あなたの番です」と書かれた紙があった。そのころ、幸子は腕を拘束され、高いビルの屋上の縁に座らされている、という場面で物語は終了した。
視聴者の予想を裏切る展開が続き、SNS上では、黒幕を考察する人が続出。回を増すごとにファンを増やしていった「あなたの番です」が最終回を迎え、「あな番ロス辛い」「来週からどうすればいいの」「翔太くんにもう会えないなんて」とドラマ終了を惜しむ声が相次いでいる。また、翔太役の田中が最終回前に情報番組に出演し、「ミイラ取りがミイラになる」と最終回のヒントを出しており、その言葉から「どーやんがミイラ取りに?」「黒島じゃなければ誰が赤池のおばあちゃんを?」「気になりすぎる終わり!」と最後の謎を考察する人も多く見受けられた。(編集部・梅山富美子)