三浦春馬&多部未華子、ドラマチックな出会いに憧れ
俳優の三浦春馬と女優の多部未華子が24日、都内で行われた公開中の映画『アイネクライネナハトムジーク』大ヒット御礼舞台あいさつに登壇し、理想のプロポーズや出会いについて語り合った。
本作は、ベストセラー作家・伊坂幸太郎の人気小説を、恋愛群像劇の旗手である今泉力哉監督が映画化。三浦演じる佐藤と、多部ふんする紗季を軸に、彼らを取り巻く人々の出会いや人間模様が10年に渡って展開する。
物語にちなみ、理想のプロポーズを尋ねられると、三浦は「ロマンチックなのはやめましょう」と訴えると、「一緒にスカイダイビングをして、(風で)ブワっとなっているときに、すっごい大きな声で、着地するまでに思いの丈を言う」と答え、「一生忘れられないでしょう?」と多部に同意を求めた。
しかし、多部は「飛んでいることとプロポーズ、どっちが大事だかわからない」として「却下」と即断。それでも三浦は、「(結果が)OKでもダメでも面白いじゃない? 話のネタになる。(友だちに)『わたしの元カレ、すごいことしたんだよ。笑えるでしょ?』と(後になって笑い話になるって)いうのもいいなと思った」と推していた。
「理想の出会い」を問われると、多部は「わたしの両親は新幹線で出会っているので、乗り物での出会いに憧れます。グッとくる」とコメント。「乗り遅れた者同士、連結部分に立っていたら、車掌さんにカップルと間違われて席に案内された」そうで、三浦も「いいじゃないですか」と共感した。
ところが「乗り物での出会い」だけではもの足りず、「もっと欲しい」と欲張る三浦は、「(お互いに同じ飛行機に)乗っていたなという記憶があったとして、(旅先で)困ったことがあった瞬間、たまたまその人が助けてくれて、ちょっとヒーロー感、もしくはヒロイン感があったらいいな」と目を輝かせていた。
この日は本作最後のプロモーション日であることから、二人が花束を贈り合う場面もあり、三浦は多部が完成披露上映会で着用していた衣装が「可愛くてお似合いになると思った」という理由から青系のブーケを、多部は「赤だと情熱すぎるし、オレンジだと活きがいい人みたいな感じがして、琥珀色だと……(三浦のイメージに合っている)」と、琥珀系のブーケを贈っていた。(取材:錦怜那)