菅野美穂、ウィル・スミスからの言葉に感激
女優の菅野美穂が、26日に都内で行われた映画『ジェミニマン』(10月25日公開)の吹き替え版アフレコイベントに出席。主演のウィル・スミスからビデオメッセージが送られ、大感激する一幕があった。イベントには、吹き替え版声優の江原正士と山寺宏一も出席した。
本作は、伝説の暗殺者ヘンリー(ウィル)が自身の若い頃に似たクローンに襲撃されたことで、巨大な陰謀に巻き込まれていくさまを描いたSFアクション。洋画実写の吹き替えに初挑戦する菅野は、ヘンリーの協力者となる捜査官ダニー(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)の声を担当する。
暗殺者ヘンリー役の江原と、ヘンリーのクローン役の山寺という、声優界のレジェンドに間に挟まれた菅野は、「レジェンドのサンドイッチに感動しています」と声を弾ませる。そんな二人に、菅野は「アニメの声優と、実写の吹き替えでは心持ちが違うのでしょうか?」と質問すると、ウィルをはじめ、数々の吹き替えを担当してきた江原は「基本的には一緒ですが、心のひだの動きは洋画の吹き替えの方がポイントが多いかな」と回答。山寺も、「洋画の吹き替えの場合は、実際の人物がいるので、その人に近づけるような意識は強い」と続いた。
アニメーション映画『ベイマックス』で吹き替え経験がある菅野だが、初の洋画実写の吹き替えに「とても大変でクラクラしてしまいました」と苦労を述べる。イベントでは、江原と山寺と公開アフレコに挑戦し、レジェンド声優と掛け合いを披露した菅野は「思い出に残る経験をさせていただきました」と感激した様子。一緒にアフレコをした江原は「とても可愛い声をされていますし、女優さんなのでさすがに勘がいい。たくさん(声優を)やられたら声優陣は(仕事がなくなって)困りますね」と絶賛すると、山寺も「菅野さんと共演できて良かった」と笑顔を見せていた。
イベント後半では、ウィルからのビデオメッセージがサプライズで上映。ウィルから「才能あふれる女優のミホが参加してくれるのも嬉しいよ」という言葉と共に投げキッスを贈られると、菅野も画面に向かって「すごーい。ミホって呼んでくれました」と投げキッス。「ウィル、肌きれいですね。昔からずっと活躍されていて、また本作でも新しいウィルを見せてくれるのがすごい!」と興奮気味に語っていた。(磯部正和)