池松壮亮、宮本浩次との対面に鳥肌!『宮本から君へ』公開に感無量
俳優の池松壮亮が28日、新宿バルト9で行われた、映画『宮本から君へ』公開記念舞台あいさつに出席。サプライズで主題歌を担当する宮本浩次(エレファントカシマシ)が登壇すると「見えないかもしれませんが、鳥肌が立っています」と興奮気味に語った。舞台あいさつには蒼井優、一ノ瀬ワタル、真利子哲也監督、原作者の新井英樹も出席した。
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本作は、漫画雑誌「モーニング」で連載されていた新井の代表作のひとつを、『ディストラクション・ベイビーズ』の真利子監督が連続ドラマ化した作品の先を描く劇場版。実直で無器用な文具メーカーの営業マン・宮本浩(池松)と、恋人・中野靖子(蒼井)との壮絶な恋模様が描かれる。
池松にとっては、過去のイベントで「(劇中、宮本の前歯が折られるシーンがあるため)歯を抜いて臨もうと思った」と語ったほど、強い思い入れのある本作。企画が立ち上がってから紆余曲折があり、映画公開までには約7年が費やされたが「ようやく公開を迎えることができました。もうしゃべることはありません」と全てを出し切って、この日を迎えたことを明かす。
そんななか、横山健とコラボレーションした主題歌「Do you remember?」を書き下ろした宮本が客席から登場すると、場内は大歓声に包まれる。池松も手をたたきながら喜びを表現すると「とても驚いています。見えないと思いますが、鳥肌が立っています」と興奮気味で「(宮本の)主題歌が映画のレベルをものすごく上げてくれたと思っています。感謝しかありません」と握手。宮本も「真利子監督、池松くん、蒼井さんをはじめ、みなさんの全身から『最高の作品にしたい』という気力がみなぎっていた。みなさんの顔を思い浮かべながら、少しでも作品の力になればと思って作った曲です」と笑顔で語っていた。
昨日公開を迎えた本作に、池松は「ドラマから今日まで、2年半ぐらい宮本という男と対峙(たいじ)してきましたが、本当に手強かった。今日の今日まで宮本から試されているような気分だった」とかなりの重圧があったことを告白。「僕には無理ですが、宮本なら新しい時代を強く生きていかなければいけないと言ってくれると信じています」と魂を込めて作り上げた映画の力を信じるように語っていた。(磯部正和)