戸田恵梨香「スカーレット」明日スタート!押さえておきたいポイント
広瀬すずがヒロインを演じたNHK連続テレビ小説「なつぞら」が28日に最終回を迎え、30日より新たに「スカーレット」がスタートする。観る前に押さえておきたいポイントを紹介する。
ヒロインは戸田恵梨香!
連続テレビ小説101作目となる「スカーレット」のヒロイン、陶芸の世界で奮闘する川原喜美子を演じるのは戸田恵梨香。緋色を意味する「スカーレット」というタイトルには、陶芸作品に表れる理想の色としての緋=火と、陶芸に打ち込む主人公の情熱的な人生が重ねられている。戸田が連続テレビ小説に出演するのは、2000年度後期に放送された「オードリー」以来、2回目となる。
女性陶芸家の波乱万丈の人生が描かれる本作では、戸田は15歳時の喜美子から演じることになる。第1週の試写会が行われた際の会見では、その撮影を振り返って「カットと同時に息切れしました」と笑顔で明かしていた戸田。物語を通して成長していくヒロインを、どのように体現するのか注目だ。なお、幼い頃の喜美子を川島夕空が演じており、その演技にも期待がかかるところ。
どんな物語?
「スカーレット」は脚本家・水橋文美江のオリジナル作品。これまで「夏子の酒」「妹よ」「ホタルノヒカリ」「みかづき」など、数々のドラマ作品を手掛けてきた経験を持つ水橋。焼き物の里として知られる滋賀・信楽を舞台に、地元の信楽焼にひかれ、男性ばかりの陶芸の世界に飛び込む喜美子の人生を追っていく。
結婚や出産なども経て、モノを作り出す情熱と喜びを糧に、夫や息子のかたわらで大好きな陶芸づくりにいそしむ喜美子。待ち受ける失敗や挫折にめげず、自らの窯を開いて独自の信楽焼を見出していくことになる。そんな喜美子の物語は、戦後まもなくの昭和22年、貧しいながらも楽しい信楽での生活を送る9歳のときからスタートする。
豪華なキャストたち!
ヒロインの人生を彩る共演陣も豪華。喜美子の両親を北村一輝と富田靖子、妹を桜庭ななみと福田麻由子、そして川原家に居候する謎の旅人・草間宗一郎を佐藤隆太が演じる。川原家の隣人夫婦役を財前直見とマギー、喜美子の幼なじみ役を大島優子と林遣都が務める。
そのほか、大阪で喜美子と出会う人々として水野美紀、溝端淳平、木本武宏(TKO)、羽野晶紀、三林京子、西川貴教が出演。信楽にやってきた陶工に松下洸平、喜美子の師にイッセー尾形がふんする。(編集部・大内啓輔)
連続テレビ小説「スカーレット」は9月30日~2020年3月28日までNHK総合ほかで放送予定(全150回)