福山雅治、石田ゆり子と「運命の共演」
福山雅治と石田ゆり子が7日、都内で行われた映画『マチネの終わりに』(11月1日公開)完成披露試写会に登壇し、20代に出演したCM以来の共演に運命を感じていることを打ち明けた。この日は、伊勢谷友介、桜井ユキ、木南晴夏、板谷由夏、古谷一行、西谷弘監督も来場した。
本作は、芥川賞作家・平野啓一郎の小説を原作にしたラブストーリー。日本、パリ、ニューヨークを舞台に、天才クラシックギタリストの蒔野聡史(福山雅治)とフランスの通信社で働くジャーナリストの小峰洋子(石田ゆり子)、惹かれ合う40代の男女の6年が描かれる。
石田は久々となる福山との共演に、「同い年なんです」と打ち明けつつ、「25年前にとあるコマーシャルでご一緒して以来、一度もドラマでも映画でもお会いしたことがなく、この作品で福山雅治さんと一緒になることになっていたんだな……と感無量でございました」と喜びのコメント。
福山も「運命の共演」と同調すると、聡史と洋子が6年で3度しか会わないにもかかわらず恋に落ちるという設定から、「作品の内容同様に(運命を)感じました」としみじみ。また、オファーを受けてから原作を読んでいるときは、「洋子は石田さんをイメージして読んでいたので、早く洋子に会いたい。おぉ洋子! という思いで(撮影)初日を迎えました」と情熱的に訴えて、会場の笑いを誘った。
本作に自信も見せる福山は、「自分が出てい(る作品を観)て、自分で感動するっていうのはどういう神経? と思う人もいるかもしれませんけど、試写会で素敵な映画だなと感動したので、『平野さん、いかがですか?』とうかがったら、『自分が書いた小説の映画を観て泣けるとは思いませんでした』とおっしゃってくださって、こんなうれしい誉め言葉はないなと思ってホッとしました」と吐露。
「ご自身の生きて来られた人生の大切な時間や人と、もう一度会いたくなるような映画になっていると思います。みなさんの声をネット上等々で期待しております」と呼び掛けていた。(取材:錦怜那)