米倉涼子、低髄液圧症候群を患っていた
女優の米倉涼子が7日、東京・六本木のテレビ朝日で行われた主演ドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」制作発表記者会見に出席し、低髄液圧症候群を患っていたこと明かした。
2年ぶりの新シリーズ放送前に役衣装の白衣姿で現れた米倉は「久しぶりなので緊張しますし、皆さんにお会いできてうれしいです」と笑顔。しかし、本作の撮影前にアメリカと日本で上演したミュージカル「シカゴ」を持ち出すと「その(上演)1か月前に低髄液圧症候群になり、脊髄に傷が入って脳の髄液が落ちていくから真っすぐ歩けなくなったり、やる気がなくなったり、2週間は安静で練習もできないまま、このままどうしようと思った」と告白。「『ドクターX』もできなくなっちゃうんじゃないかな」とまで思ったという。そんな中、同ドラマシリーズの監修をしている脳外科の先生に相談し、いろいろアドバイスをもらったそうで「何とか舞台に立てるようになった」と報告した。
そういった経験もあり「(患者が)お医者様に頼る気持ちや、的確な意見とアドバイスと処置をすぐに求める気持ちが実感できました」としみじみと語る米倉。さらに、鈴木浩介が演じる外科医・原守が掲げる「患者の心に寄り添う医療」を大事だと思う一方、「やっぱり的確でかつ俊敏な意見と腕がある大門のような先生が求められていると改めて感じ、気合いが入っています」と力を込めた。
突然の発表に、その場に居合わせ人々はじっくりと耳を傾けていたが、米倉は「全然しんみりする話じゃない。今は全然元気」と笑うと、「今回は優しい大門未知子になっちゃってるかもしれない」と自身の体験によるキャラクターの変化もにおわせていた。
会見には鈴木のほか、ユースケ・サンタマリア、内田有紀、勝村政信、武田真治、清水ミチコ、藤森慎吾、今田美桜、戸塚純貴、河北麻友子、川瀬莉子、岸部一徳、遠藤憲一、市村正親、西田敏行、中園ミホ(脚本)も出席した。
「私、失敗しないので」の決めゼリフでおなじみの天才フリーランス外科医が主人公の大人気ドラマ第6シリーズとなる本作は、令和の時代を迎え、財政難に陥り、新たな権力争いが激化する東帝大学病院を舞台に、大門未知子の孤高の戦いを描く。(取材:錦怜那)
「ドクターX ~外科医・大門未知子~」は10月17日より毎週木曜夜9時~テレビ朝日系で放送