キアヌ、今度は本・フーだ!?『ジョン・ウィック』人間摩天楼とのバトルシーン
キアヌ・リーヴスが伝説の殺し屋を演じる映画『ジョン・ウィック:パラベラム』から、主人公ジョン・ウィックが、本を武器に、身長2メートルを越える刺客と戦うアクションシーンの一部が公開された。
【動画】本で戦う!『ジョン・ウィック:パラベラム』本編シーン
本作は、亡き妻の遺した犬を殺され、復讐のため裏社会へと復帰した殺し屋ジョン・ウィックが主人公の人気シリーズ第3弾。殺し屋の聖域「コンチネンタルホテル」の掟を破り、裏社会の頂点に立つ組織・主席連合によって、1,400万ドル(約15億円・1ドル110円計算)の賞金首となったジョンの戦いが描かれる。
公開された本編シーンは、賞金がかけられるまでに1時間の猶予を与えられたジョンが、ある物を手に入れるため、ニューヨーク公共図書館に逃げ込む場面。そんな彼の目の前に現れるのが、現役NBA選手ボバン・マリヤノヴィッチが演じた、身長2メートルを優に超える第一の刺客「NYの人間摩天楼(ハイタワー)」ことアーネストだ。
賞金首になるまで数分の猶予はあるものの、「じき時間切れだ」とナイフを取り出しジョンに襲いかかるアーネスト。リーチで遥かに勝る相手に苦戦を強いられるジョンが手にした武器は、まさかの本。背表紙で相手の股間を打ち抜き、すかさず顔面に本を押し当て殴打を浴びせる。銃撃とカンフーが融合した“ガン・フー”で話題を呼んだ同シリーズだが、今回は冒頭から“本・フー”とも呼ぶべき新アクションが炸裂する。
さらに本作では、銃、ナイフ、刀、犬、馬まで使うアイデア満載のアクションがノンストップで展開。そのほとんどを自らこなしたキアヌは、「僕ができることまでがアクションシーンの限界点になるんだ。だから、前作よりも早めにトレーニングを始めたよ。僕は優れていないから、練習はしっかりしないといけないんだ」と謙虚に語っている。キアヌは先日、代表作のひとつ『マトリックス』新作の制作も決定したばかり。55歳にして挑戦を続ける彼の奮闘も見どころとなる。
また本作では、マーク・ダカスコス演じる最強の刺客ゼロが率いるニンジャ軍団が登場。『ザ・レイド』で知られるインドネシアのアクション俳優ヤヤン・ルヒアンとセセプ・アリフ・ラーマンなど、さまざまな刺客とも対決する。監督はスタント出身にしてシリーズ通してメガホンを取ってきたチャド・スタエルスキで、イアン・マクシェーン、ローレンス・フィッシュバーンらおなじみのキャストも続投。犬と戦う美しき暗殺者ソフィア役でハル・ベリーも参戦している。(編集部・入倉功一)
映画『ジョン・ウィック:パラベラム』は全国公開中