チャールズ・ブロンソン激似の俳優が来日!そっくりなことが「誇らしい」
チャールズ・ブロンソンにそっくりな俳優として話題のロバート・ブロンジーが5日、新宿武蔵野館で行われた映画『野獣処刑人 ザ・ブロンソン』の舞台あいさつに出席、ブロンソンについて「師匠のような人」と明かした。
『狼よさらば』『さらば友よ』などに出演し、存在感あふれる風貌と男気で、2003年に81歳で亡くなった後も根強い人気を誇っているブロンソン。そんな彼にそっくりだと話題となっているブロンジーは、ハンガリーに生まれ、軍人、大工、馬の調教師、ミュージシャン、スタントマンなどさまざまな職を転々としてきた。しかし、スペインの西部劇テーマパークで働いていたころ、映画監督のレネ・ペレスに見出され映画デビュー。多発する凶悪犯罪者に鉄槌をくだす『狼よさらば』にオマージュをささげた本作『野獣処刑人』で映画初主演を飾り、現在も数本の企画が進行中。すでに撮り終えた作品もあるという。
上映後に登壇したブロンジーは、「コンバンワ、トーキョー。日本語を話せなくてごめんなさい。語学は得意なので、少しずつ話せるようになったらと思っています。映画を楽しんでいただけたら」と穏やかにあいさつ。日本についても「本当に教育が行き届いていてすばらしい国だと思う。ほんの数日ですが、東京の滞在を楽しんでいます。次に来ることがあれば、今度は日本全体を楽しみたいと思っています」とすっかり気に入ったようだ。
自分がブロンソンに似ていると意識したのは、何年も前のことだといい「ハンガリーで馬の調教をしていた時に、『チャールズ・ブロンソンに似てるな』と言われたことがあって。同僚が“ブロンジー”というあだ名をつけてくれたんです。それ以来、その名で呼ばれるようになった」と述懐。ブロンソン映画は全て大好きだが「あえて1本をあげるのなら、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』ですかね」と明かした。
そんな彼にとってブロンソンは「まさに師匠のような人」だという。「俳優として尊敬するロールモデルです。子供の頃からずっと彼の作品を観てきた。一番好きな俳優だし、これからも好きでい続けるでしょう。ブロンジーとして役づくりをしていても、なるべく彼に近づくようにと思っているし、彼に似ていると言われて誇らしい」と穏やかにほほ笑んだ。(取材・文:壬生智裕)
映画『野獣処刑人 ザ・ブロンソン』は12月20日より新宿武蔵野館にて公開