木村佳乃とアンジャッシュ渡部、「ヒーローだと思う人」明かす
『映画 妖怪学園Y 猫はHEROになれるか』の公開アフレコイベントが8日、都内で行われ、ゲスト声優を務める女優の木村佳乃とアンジャッシュの渡部建が登壇し、作品に絡めた「ヒーローだと思う人」という質問に、木村は「おばあちゃん子だったので、おばあちゃんみたいになりたい」、渡部は「僕の相方の児嶋(一哉)ですかね」答える一幕があった。
本作はゲームやアニメ、漫画などで子どもたちを中心に人気を博す「妖怪ウォッチ」劇場版シリーズの第6弾。主人公・寺刃ジンペイと仲間たちが、超エリート校・Y学園に潜む謎を解き明かすために奔走する様を描く。木村はレジェンド怨霊・メドゥーサの声を、渡部は劇中、バトルシーンの実況をする男子生徒・タベケンの声を担当する。
木村は公開アフレコを終えると、「この映画を子どもが楽しみにしている姿を想像して楽しんでやりました」と嬉しそうな表情。「子どもたちと映画を観に行くのがわたしの休日の楽しみなんです。この間、長女と(自分が吹き替えで参加した)『パディントン』を観に行ったらママは何で悪役ばかりなのって言われて、今回もメデューサ。悪役で、何の役かまだ言えていないんです。どうしようって思っています」と述べたが、これに渡部は「演技力がないと悪役はできないんだよって言えばいいんですよ」とアドバイスを送る。
渡部もバトルシーンのアフレコを終えると、「観ている人が一番テンションが上がるようなシーン。僕も負けないように頑張りました。今回は楽しそうな要素がいっぱい。お子様ランチのよう。そのくらい盛りだくさんな内容ですね」とこちらも満面の笑みでコメント。アフレコを見つめていたジバニャンも「とっても上手だった。木村さんはスーッと立って美しかった。堂々として立派だった。渡部さんは本当の声優みたい、プロっぽかったニャン」と満足そう。
囲み会見では、本作の内容に絡め、それぞれが「ヒーローだと思う人は誰か」と質問が飛んだが、木村は「おばあちゃん子だったので、おばあちゃんみたいになりたいなってずっと思っていました」と祖母の存在を挙げた。「一緒に住んでいて仲が良くて、優しいんだけど、すごく厳しくて強かった人。祖母からの影響は大きかったです。顔もよく似ていて、時代劇で着物を着ると父が似ているって言っていました。それが嬉しくて」と祖母を回顧。「20歳くらいで他界したんですけど、女優になりたいと言ったときに、『目上の人の言うことをよく聞いて感謝の気落ちを忘れず頑張るんだよ』ってアドバイスをもらったのを覚えています」と紹介した。
渡部のほうは「僕の相方の児嶋(一哉)ですかね」と相方をヒーローに挙げ、「彼、都内に家を建てたんです。『おい!』のギャグだけで家を建てたんです。素晴らしくないですか」とその理由も説明。「あのギャグだけで都内に一戸建てを立てるなんて夢があるでしょう。最初聞いたときはふざけんじゃないよって思いましたけど」と話して笑顔を見せていた。(取材・文:名鹿祥史)
『映画 妖怪学園Y 猫はHEROになれるか』は12月13日公開