豊川悦司のハリウッド出演作、来秋公開 浅野忠信、ウディ・ハレルソンら共演
俳優・豊川悦司が出演するハリウッド映画『ミッドウェイ(原題) / MIDWAY』が、2020年秋に日本公開されることが決定した。1941年の真珠湾攻撃から1942年のミッドウェー海戦までを描いた本作は、日本から豊川に加えて、浅野忠信と國村隼が出演。ウディ・ハレルソン、パトリック・ウィルソン、デニス・クエイドといったハリウッド俳優たちと肩を並べる。
『インデペンデンス・デイ』のローランド・エメリッヒ監督が、製作費120億円・構想約20年を費やして日米両国の戦いを映像化した本作。史実に基づき、実在した軍人の同胞意識と友情、米国の勝利を確実にするための決意と犠牲が描かれる。アメリカでは今月8日から上映が始まり、興行収入1,789万7,419ドル(約20億円)を記録。全米ボックスオフィスランキングで初登場1位を獲得している。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)
本作で日本軍の大将・山本五十六を演じた豊川は、現地時間10月20日にハワイで行われたプレミアイベントに出席。完成した作品について、「エンターテインメントとして、そして戦争というものに対する客観性、メッセージ性を含めてとてもバランスの取れた作品です。こういう題材ではあるけれども素直に楽しめたし、映画の中に入り込めたし、その映画に参加させてもらって本当にうれしい作品になっていたと思いました」とコメント。
また豊川は、日本のファンに向けて「全部本当にあった話ですが、本当にディテールも脚本家や監督が一つ一つに嘘が無いように膨大なリサーチの上に成り立って、この『ミッドウェイ』という戦いを描いています。それでもあれから70年以上が経ち、戦争を知らない世代の僕らが作品の観客になることによって、本当にあった戦争というものを自分の実体験のように感じ取って、色々な自分なりの解釈や思いを考えてもらえれば良いと思います」と呼びかけた。
山本五十六役の豊川に加えて、浅野が海軍中将の山口多聞(やまぐち・たもん)、國村が第一航空艦隊の司令長官・南雲忠一(なぐも・ちゅういち)にふんする。その他、ウディ・ハレルソン(『ゾンビランド:ダブルタップ』)、デニス・クエイド(『エデンより彼方に』)、パトリック・ウィルソン(『アクアマン』)、エド・ スクライン(『ビール・ストリートの恋人たち』)、ルーク・エヴァンス(『美女と野獣』)といったハリウッドの実力派俳優も出演している。(編集部・倉本拓弥)
お詫びと訂正:初出時、見出しと記事内の情報に誤りがありました。豊川さんのハリウッドデビュー作は『NO WAY BACK/逃走遊戯』(1995)になります。お詫びして訂正致します。