「スカーレット」八郎役に大反響!松下洸平とは?
NHK連続テレビ小説「スカーレット」で、戸田恵梨香(31)ふんするヒロイン・川原喜美子の人生に大きな影響を与える人物・十代田八郎(そよだはちろう)役を務める松下洸平(32)が、その繊細な演技で大きな注目を浴びている。
戦後間もない日本を舞台に、女性陶芸家の波乱万丈の人生を描く物語。松下が演じる八郎は、喜美子(戸田)が陶芸の会社で知り合った若い陶工であり、真面目だがどこか謎めいたところのある青年だ。八郎は陶芸を通し喜美子と深い絆で結ばれていく。
第8週から八郎が登場すると、その素朴なキャラクターと自然な演技力が注目され、「あの八郎役の俳優は誰?」とSNSを中心に話題に。Twitterでは「松下洸平」「八郎」に関するコメントが続々とつぶやかれた。
また、先日の放送回では八郎が主人公の師匠でもあるフカ先生こと深野心仙(イッセー尾形)に、生活が苦しくて大切なフカ先生の絵を売ってしまった過去を涙ながらに告白。このシーンの熱演は「朝から泣いた」「涙が止まらない」と大きな反響を呼んだ。
松下は、1987年生まれ、東京都出身。幼いころから芸術や音楽に親しんでおり、2008年にはCDデビューを果たした。これまで舞台を中心に活躍し、高く評価されてきた実力派であり、2018年に舞台「母と暮せば」やミュージカル「スリル・ミー」の演技が好評を得て、平成30年度文化庁芸術祭新人賞、第26回読売演劇大賞の杉村春子賞・優秀男優賞を受賞している。
「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」「サバイバル・ウェディング」「レ・ミゼラブル 終わりなき旅路」など数々のテレビドラマにも出演してきたが、朝ドラは今回が初出演となった。
松下は「スカーレット」出演について、「今までいろいろな時代の、様々な背景、職業の人物を演じるチャンスをいただいてきましたが、朝ドラという大きな舞台で、ヒロインの人生に影響を与える役柄をいただき、本当にうれしく、また、身が引き締まる思いです。朝ドラを毎日楽しみにされている視聴者の皆様の期待を裏切らないよう、がんばります!!」と意欲を見せていた。(編集部・小山美咲)