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「レ・ミゼラブル」の名所を舞台にしたカンヌ受賞作、来年2月公開

映画『レ・ミゼラブル』より
映画『レ・ミゼラブル』より - (C)RECTANGLE PRODUCTIONS

 本年度カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したフランス映画「Les Miserables」(原題)が、『レ・ミゼラブル』の邦題で2020年2月28日より公開されることが決定した。ヴィクトル・ユーゴーの小説「レ・ミゼラブル」で知られるパリ郊外のモンフェルメイユを舞台にしたストーリーで、本国フランスでは11月20日の初日観客動員数が7万人超えとなり、週末ランキングは『アナと雪の女王2』に次ぐ2位の好スタートを切った。

 本作は、現在は犯罪多発地区の一部となっているモンフェルメイユを舞台に、犯罪防止班に配属された新人警官と同僚たちが、ある少年の引き起こした事件をきっかけに、取り返しのつかない事態に陥っていくさまを描く。

レ・ミゼラブル
舞台はパリ郊外のモンフェルメイユ(C)RECTANGLE PRODUCTIONS

 監督・脚本は、モンフェルメイユで生まれ育ち今もその地で暮らす新鋭ラジ・リ。本作が初の長編作品となる。長年ウェブのドキュメンタリーを手掛け、2006年にはストリート・アーティストのJRと共同でプロジェクトを発表。本作では自身がこの街で体験してきた出来事を緊迫感たっぷりに描き、スパイク・リー監督が高く評価している。

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 なお、本作は第92回アカデミー賞国際長編映画賞(旧名称:外国語映画賞)のフランス代表にも選出された。(編集部・石井百合子)

映画『レ・ミゼラブル』は2020年2月28日より新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開

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