新体操版『セッション』!オリンピック金メダリストの想像を絶する過酷な練習…来春公開
2016年リオ五輪の金メダリスト、ロシアのマルガリータ・マムーンのメダル獲得までの過酷な道のりを追ったドキュメンタリー映画『オーバー・ザ・リミット/新体操の女王マムーンの軌跡』が2020年春に日本公開される。「あなたは人じゃない。アスリートなの!」と鬼コーチたちから強烈な指導を受ける20歳のマムーンの想像を絶する過酷な舞台裏を映し出した本作は、デイミアン・チャゼル監督の『セッション』やダーレン・アロノフスキー監督の『ブラック・スワン』のリアル版とも称されている。
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マムーンのコーチは、数々のオリンピック金メダリストを育て上げてきたイリーナ・ヴィネル。彼女の指導は精神面において特に厳しく、マムーンが優美な演技を見せてもさらなる高みを求めて何度も何度も繰り返させ、わずかな自由時間が終わればまたすぐに激烈なトレーニングが……。美しく華やかな表舞台で栄光を勝ち取るために、アスリートはどんな犠牲を払っているのか? ホラーともいえる知られざる極限の世界に迫ったのはポーランド人女性監督のマルタ・プルスで、アメリカの大手批評サイト「ロッテントマト」では100%の支持率を獲得している。(編集部・市川遥)
映画『オーバー・ザ・リミット/新体操の女王マムーンの軌跡』はヒューマントラストシネマ渋谷、新宿ピカデリーほかにて全国公開