クリストファー・ノーランのスパイアクション『テネット』は「最も野心的な映画」に!ビジュアル初公開
クリストファー・ノーラン監督の新作映画『テネット(原題) / Tenet』の初ビジュアルをEW.comが公開した。内容については“国際的なスパイの世界を描くアクション大作”ということ以外、秘密のベールに包まれている本作。インタビューに応じたノーラン監督は「これまで手掛けた中で最も野心的な映画ということは間違いない」と断言した。
公開されたのは、主演のジョン・デヴィッド・ワシントン(『ブラック・クランズマン』)と、ロバート・パティンソン(『トワイライト』シリーズ)が屋上らしき場所で向かい合っているビジュアルで、これだけではどんな映画になっているのかほとんどわからない。ノーラン監督は「僕たちはスパイ映画の視点から離れようとしている。(スパイ映画のように)たくさんの場所には行くけどね。僕たちはいくかの異なるジャンルを横断するのだが、願わくば、それがエキサイティングでフレッシュな方法だと感じてもらえれば」とコメント。
『インセプション』『インターステラー』『ダンケルク』そして『ダークナイト』3部作など大作を手掛けてきたノーラン監督にとっても、かつてない規模の作品になっているといい、「エマ(妻でプロデューサーのエマ・トーマス)と僕はたくさんの大規模な撮影をしてきたが、国際的という観点で言えば、間違いなく今回が最大のものになっている。僕たちは7か国に行き、たくさんのキャストと巨大なセットで撮影をした」と明かしている。
主演のジョンは名優デンゼル・ワシントンの息子にして、元プロアメリカンフットボール選手という異色の経歴を持っており、アクションもお手の物だったという。ノーラン監督は「本当に才能がある俳優で、身体的にも恵まれている。彼はアスリートだから、彼を撮影する車やヘリコプターでも彼のスピードについて行くのは難しいんだ」と笑っていた。
そのほかの出演は、『コードネーム U.N.C.L.E.』のエリザベス・デビッキ、『キック・アス』のアーロン・テイラー=ジョンソン、『オリエント急行殺人事件』のケネス・ブラナーなど。2020年7月17日に全米公開される。(編集部・市川遥)