アカデミー賞2部門ノミネート『ペイン・アンド・グローリー』初夏公開決定
ペドロ・アルモドバル監督の最新作『Pain and Glory(英題)』が、『ペイン・アンド・グローリー』の邦題で初夏より日本全国公開されることが決まった。
アカデミー賞2部門ノミネート『ペイン・アンド・グローリー』特報【動画】
先日発表された第92回アカデミー賞のノミネーションで主演男優賞、国際長編映画賞の2部門にノミネートされた本作。アルモドバル監督のキャリアにおける葛藤も含め自伝的な部分も描かれており、主人公の映画監督を、昨年の第72回カンヌ国際映画祭で男優賞に輝いたアントニオ・バンデラスが演じている。
併せて特報映像も公開された。心も体も疲れ果て「もう映画は撮らない」と諦めの人生を送る世界的映画監督、サルバドール(バンデラス)のもとに、封印した過去の作品の上映依頼が届く。意図せぬ再会が心を閉ざしてきた彼を過去へと翻らせ、思わぬ事態へと招いていく。「それは、人生のはじまり」という字幕が印象的だ。
アルモドバル監督のミューズであるペネロペ・クルスも出演。スペインの日差しの下で献身的に息子を育て、家族を明るく支える母親を演じている。(編集部・小松芙未)