白石晃士監督×田中俊介主演『恋のクレイジーロード』リブート版、8月公開
『戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ!』シリーズや『貞子vs伽椰子』(2016)、『不能犯』(2017)などで知られる白石晃士監督の短編バイオレンスラブコメディー『恋のクレイジーロード』(2018)のリブート版が、8月より公開されることが決定した。タイトルは『恋するけだもの』。女装をした男が男に声をかけ、交際を断ると殺すという都市伝説が残る田舎を舞台にした物語で、主演の田中俊介をはじめ宇野祥平、細川佳央、久保山智夏、金子鈴幸ら前作のキャストが集結する。
【写真】白石晃士監督が下半身のない女性の霊“テケテケ”描いた2009年のホラー
静かな田舎の一本道を走るバスに乗り込んできた、シャベルを抱えた不気味な女装男は殺人鬼だった……。2018年8月に公開された18分の短編映画『恋のクレイジーロード』を、白石監督自ら長編映画としてリブート。過去を隠して工務店でアルバイトをする青年・宙也を中心に、都市伝説の女装男が現れたことから始まる恋のさや当てと殺し合いの顛末を描く。
主人公の宙也役に、男性グループ BOYS AND MEN の元メンバーで、『デッドエンドの思い出』(2018)などに出演した田中俊介。女装男に、『オカルト』(2009)、『殺人ワークショップ』(2014)などで白石監督と組んできた宇野祥平がふんする。
田中はリブート版での続投に「念願の白石晃士組への初参加となった映画『恋のクレイジーロード』の撮影、そして公開から約2年が経ちました。今回は恋クレのリブート版。再び、僕のカラダで白石さんの脳内を具現化するチャンスをいただきました。あの時の興奮が蘇ってきます! やることはただ一つ。愛情を持って、この身をこの作品に捧げます」と気合い十分。
また、白石監督は本作を「例えるなら『死霊のはらわた』が『死霊のはらわたII』になったようなリブートで、同じ要素を持つキャラクターを同じ俳優で登場させつつも、コンセプト自体が変わります。とはいえ恋の物語です。恐ろしい暴力と、超自然的な存在と、複数の恋模様が絡み合う、強烈でユーモア溢れる娯楽映画を目指します。乞うご期待!」と紹介している。
クランクアップは1月31日、完成は3月上旬の予定。(編集部・石井百合子)