「スカーレット」一人になった喜美子に思わぬ出会い…19週のあらすじ
NHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土、総合・午前8時~ほか)が2月10日から19週目を迎える(以下、今後のあらすじに触れています)。
「スカーレット」は焼き物の里として知られる滋賀の信楽を舞台に、ヒロインの喜美子(戸田恵梨香)が陶芸の世界で奮闘する物語。2月10日からは第19週「春は出会いの季節」に突入する。
昭和54年、春。喜美子は京都の美大で陶芸を学ぶ武志(伊藤健太郎)を送り出す。しばらくしてマツ(富田靖子)が亡くなり、喜美子は一人暮らしに。武志が大学卒業を控えたころ、八郎(松下洸平)が名古屋から訪れる。会うのは10年以上ぶりだが、喜美子は八郎が変わらず武志の父親であることを認識するのだった。
武志は大学時代に知り合った、釉薬を研究する掛井(尾上寛之)を追って、信楽の窯業研究所の研究生に。そして自立のために家を出て、アルバイトで生活するという。研究所の事務員である真奈(松田るか)と知り合い、人間関係も広がっていく。一方、またしても一人になった喜美子のもとに、作品のファンだという小池アンリ(烏丸せつこ)という元女優が現れる。
大津の紡績会社の令嬢で今は神戸に住んでいるアンリは、喜美子の自然釉(ゆう)の作品に法外な値をつけ、しかもユニークな鑑賞方法で驚かせる。そんなアンリに喜美子は、夫と別れて息子が独り立ちした状況を話し、二人の間に友情めいたものが芽生えていく。そんなとき、大阪の市議会議員となったちや子(水野美紀)が訪ねてくる……。
連続テレビ小説101作目となる「スカーレット」。第18週では、挑戦の末に理想の色の焼き物を手にした喜美子の様子が描かれた。(編集部・大内啓輔)