松たか子、オスカー歌唱に興奮「とても楽しかった」
第92回アカデミー賞
映画『アナと雪の女王2』で日本版エルサ役を務めた女優の松たか子が現地時間9日、米ロサンゼルスで行われた第92回アカデミー賞授賞式で、本家エルサ役イディナ・メンゼルのほか、世界各国のエルサ声優と共に、映画のメイン楽曲「イントゥ・ジ・アンノウン」をパフォーマンス。歌唱直後の松は「他の国のエルサやイディナたちとステージで歌うことができて、とても楽しかった」と興奮冷めやらぬ様子で語った。
授賞式前のレッドカーペットには着物姿で現れ、注目を浴びた松だが、授賞式の舞台にはピンクベージュのヴァレンティノの華やかなドレス姿で登場。パフォーマンスは本家イディナのパートから始まり、その隣に立つ松がそのほか9か国のエルサ役キャストのトップバッターとして歌唱。リレー形式で「イントゥ・ジ・アンノウン」を披露した。
日本人として初めて、オスカーの舞台で歌唱を披露した松は「予想をはるかに軽々超えた機会を与えてもらいました。オリジナルのエルサを演じたイディナはもちろん、各国のエルサと会えることがすごく楽しみでした。同じく皆がエルサのセリフを言い、歌を歌ってきた人たちなので、私は日本版のエルサというシンプルな気持ちで、行くしかないかなという思いでした。到着してから、レッドカーペットに行くギリギリまでサウンドチェックして、とても充実感のある数日であっという間でしたけど、とても楽しかったです」と振り返った。
さらに「私が今日このステージで歌えたのは、日本でこの作品を観て愛してくれた人たちの力も非常に大きかったと思います。日本での盛り上がりが認められて、“おいで”と言ってもらえたんだと思います」と日本のファンに感謝。「日本ではまだ公開中なので、このアカデミー賞授賞式を観て気分が高まったら、ぜひ劇場に足を運んでほしい」とアピールした。(編集部・中山雄一朗)