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草なぎ剛『パラサイト』快挙を韓国語で祝福 ポン・ジュノ監督&ソン・ガンホと感激の対面

草なぎ剛がサプライズで登場
草なぎ剛がサプライズで登場

 映画『パラサイト 半地下の家族』(全国公開中)のポン・ジュノ監督と主演のソン・ガンホが24日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで舞台あいさつを行い、草なぎ剛がサプライズ登壇。草なぎは憧れの二人との対面に感激の表情を見せた。

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 草なぎは得意の韓国語で「わざわざ日本に来てくださってありがとうございます。アカデミー賞おめでとうございます。二人の熱狂的なファンです。ソン・ガンホさんは尊敬している俳優なので、自分が演じる時も、ソン・ガンホさんならどう演じるだろうと思いながら演じています。最近は韓国語の勉強をする時間がなくて、(韓国語を)忘れてしまっていますが、いつも力をいただいております」とコメント。「伝わっているかな」と照れくさそうな様子を見せたが、二人にも草なぎの思いはしっかりと通じたようで、笑顔で頷いていた。

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草なぎ剛

 かつて草なぎが出演していたバラエティー番組「チョナン・カン」でも、二人にゲスト出演をオファーしていたというが、タイミングが合わず、会う機会がなかったという。それだけに草なぎも「ついさっき、劇場の入り口でお会いしました。まさかここで会うとは思わなかった」と感激の表情。ガンホが「20年くらい前から、チョナン・カン(草なぎの韓国の芸名)さんが好きでいてくれていると聞いていたので、ぜひお会いしたいと思っていました。今日は記念すべき日ですね」と返すと、ジュノ監督も「僕もチョナン・カンさんの活動は知っていました。ソウルで公演して、香川照之さんと一緒に舞台に立っていたというのも知っていました」と明かした。

 草なぎは本作について「一流のエンターテインメントになっていて。退屈するところがひとつもなかった。二人のタッグは『殺人の追憶』なども好きでしたが、鬼気迫るものがあって。ブラックユーモアが効いているというか、リアルに感じられるんですよね。今回の映画も喜怒哀楽の感情がものすごく散りばめられていて。ものすごく好きな作品です」と感想を語った。

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パラサイト

 カンヌ国際映画祭ではパルムドールに輝き、外国語映画として史上初めて米アカデミー賞作品賞を受賞した本作は、日本における韓国映画の歴代興行収入1位を記録。2月23日時点で興収32億円、動員230万人を突破している。「劇場にたくさん来てくださってありがとうございます」と感謝したジュノ監督は、「この映画がアカデミー賞をとる前から、日本の観客は劇場に足を運んでくれていた。日本のお客さんはよい好みをお持ちだなと思いました」とコメント。ガンホも「言語が違ってもこの映画に共感してもらえるんだなと思い、感激しています」と続けた。

 アカデミー賞受賞の瞬間を「映画の中でも“無計画”が最高の計画だというセリフがありましたが、アカデミー賞もまったく計画していたことではありませんでした。だからうれしくもあり、気が動転している状態でした。本当に貴重な賞をいただいた。トロフィーは大切にしまっています」と振り返るジュノ監督。ガンホも「アカデミー賞を受賞した時の画面を見ていただくと、嬉しさを噛み締めながら控えめにしていたように見えたと思いますけど、あれは監督のあばら骨を折らないように控えめにしていたんです」と笑いながら話す。その言葉に大笑いしたジュノ監督は「実はカンヌの時に、僕のあばら骨を強くたたいたので、ヒビが入ったようなんです」と告白。その言葉にガンホも「だから今回は首の後ろ、背中と顔を中心に抱きしめました」と明かしていた。(取材:壬生智裕)

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