エリザベス・モス「ハンドメイズ・テイル」で初監督に挑戦
Huluのドラマシリーズ「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」で主演を務めるエリザベス・モスが、同作の第4シーズンで初監督に挑戦すると The Hollywood Reporter などが報じた。
2017年からHuluで配信されている同ドラマは、近未来のディストピア社会が舞台。健康な女性は子供を産むための道具として強制的に連行され、支配者に「侍女」として使えることになる。常軌を逸した世界は話題となり、第1シーズンはプライムタイム・エミー賞で13部門にノミネートされ、作品賞や主演女優賞を含めた8部門で受賞。ゴールデン・グローブ賞でも作品賞、女優賞を受賞し、高評価を得ている。
第4シーズンは今秋から配信予定で、エピソード3でエリザベスが監督を務めることが決まったようだ。「製作パートナーのブルース・ミラーとウォーレン・リトルフィールドにこの機会を与えられ、すべてのプロデューサーとHulu/MGMのサポートを得られることに興奮しています」と答えたエリザベス。
続けて、「わたしにとって非常に重要なことであり、わたしはその責任を軽視できません。過去3年間、この番組の主演兼製作総指揮を務めてきたことは、わたしにとっては喜びで、この番組の監督から多くのことを学ぶという信じられないほどの贈り物をいただきました。新たな観点からコラボレーターと協力して、試すことが待ち遠しいです。なぜなら、世界最高のキャスト陣とクルーを持つことができて幸運だからです。わたしの唯一のハードルは、わたしが信じられないほど要求が厳しいと聞いている主演女優(自分のこと)と仕事をすることかもしれませんね。幸運を祈ってください」とコメントしている。
同番組の成功だけでなく、先日米公開された主演作『透明人間』が全米ボックスオフィスランキングで初登場1位を獲得。絶好調のエリザベスが監督としてどのような手腕を見せるのか、楽しみだ。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)