愛され俳優アダム・ドライヴァー、コンパクトカーとのギャップがシュール!
インディペンデント映画の鬼才ジム・ジャームッシュ監督のゾンビ映画『デッド・ドント・ダイ』から、『スター・ウォーズ』シリーズのカイロ・レン役でも知られるアダム・ドライヴァーが、大きな体に似合わないコンパクトカーにちょこんと乗った、シュールな場面写真が公開された。また、ティルダ・スウィントンとクロエ・セヴィニー演じるキャラクターが、ピーターソン巡査について女子会トークを繰り広げるコミカルなキャラクター動画も公開されている。
『デッド・ドント・ダイ』は、アメリカの田舎町センターヴィルを舞台に、次々と死者が蘇るゾンビ騒動に巻き込まれた、小さな警察署の面々を描くオフビートなゾンビ映画。2017年公開の『パターソン』に続いてジャームッシュ監督とタッグを組んだアダムは、ビル・マーレイやクロエ・セヴィニーらと共に、町に3人しかいない警官の一人、ピーターソン巡査を演じている。
予告編では、ライトセーバーならぬナタを構える勇ましい姿を見せているピーターソンだが、実際は、マッチョな体に似合わず、どこか飄々としたゆる~いキャラ。「まずい結末になる」が口癖で、ゾンビ相手にも特別たじろぐことなく、無表情のまま粛々と騒動に対処する。
公開された劇中写真は、ピーターソンが、平和な町で起きた猟奇殺人事件の現場に、超小型の愛車“スマート”で乗りつける場面。スマートは、メルセデス・ベンツが生んだ、全長約2.5m×全幅1.5mというマイクロコンパクトカーの代表。身長約190cmのピーターソンとのギャップは妙なユーモアを醸し出しており、オープニング上映されたカンヌ国際映画祭でも、ただ車に乗っているだけなのに、このシーンでは会場で笑いが起こったという。
『スター・ウォーズ』では、光と闇の間で揺れ動くナイーブなカイロのキャラクターを見事に表現して多くのファンに愛されたアダム。本作でも、そんな愛され俳優としての一面を堪能できそうだ。(編集部・入倉功一)
映画『デッド・ドント・ダイ』は4月3日より全国公開