「バットウーマン」撮影で事故…スタッフが脊椎損傷
米CW局のドラマシリーズ「バットウーマン(原題) / Batwoman」のカナダ・バンクーバーでの撮影中に事故が発生し、スタッフが負傷したと、地元メディアの Vancouver Sun などが報じた。
事故に遭ったのは、撮影現場のプロダクション・アシスタントとして働いていた女性スタッフ、アマンダ・スミス(30)で、現地時間11日、バンクーバーの高架橋下での撮影準備中に、工業用車両であるテレハンドラーのバケット部分が下り、前方に座っていた彼女の頭にぶつかったという。
この事故でアマンダは深刻な脊椎損傷を負い、腰から下が麻痺状態にあるという。彼女は地元でスタンダップコメディアンとしても活動していたといい、現在は友人が、クラウドファンディングプラットフォームGoFundMeで、リハビリへの支援を呼び掛けている。ドラマの撮影は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、それから2日後にストップした。
シリーズを製作する米ワーナー・ブラザース・テレビジョン・グループは声明で「『バットウーマン』プロダクションチームの大切なメンバーが、バンクーバーロケの撮影準備中に負傷しました。彼女のいち早い回復を祈るとともに、労働者補償委員会との綿密な連携のもと、必要な情報は全て提供いたします。われわれは継続して、全クルー、キャスト、従業員の健康と安全を守ることに務めてまいりますと声明を発表している。(編集部・入倉功一)