松重豊「きょうの猫村さん」で歌に初挑戦!まさかの坂本龍一作曲!
俳優の松重豊(57)が、テレビ東京系列で4月8日(深夜0時52分~)からスタートする主演ドラマ「きょうの猫村さん」で、主題歌を歌うことが明らかになった。作曲は、世界的音楽家の坂本龍一が担当した。
【写真】キャスト10名のキャラクタービジュアル<原作と比較>
ほしよりこの人気漫画が原作の本作は、裕福な犬神家で家政婦として働くことになった“猫の猫村さん”の悲喜こもごもを描く、1話2分30秒のミニドラマ。身長188cmの松重が初の猫役に挑むことで話題を呼んでいたが、さらに、坂本龍一の楽曲でまさかの歌手デビュー。松重は「坂本龍一さんの偉大なディスコグラフィの、小さなバグのひとつとして僕の名前が残る奇跡に感謝します」と語っている。
主題歌「猫村さんのうた」を手がけた坂本は、今回のオファーに「『これはやらねば』と思いました。もちろん、原作が『きょうの猫村さん』だということも大きいですが、松重豊さんが演じると聞いて、この奇抜な企画は、参加するみなが真剣に悪ノリをすることに意義があるんだと思いました」とコメント。
本来は「歌の曲を作るのは苦手」という坂本だが、「今回は自分で下手なりに歌いながら、試行錯誤して作りました。覚えやすく、ドラマを見た人も口ずさめるようにと意識しましたが、でも単にホンワカしたものではなく、ひねりもほしい。歌の途中で、Queenのように唐突な転調をして、すぐに何事もなかったのようにパッと戻る。どこか唐突に変なことをしてしまう猫村さんのようじゃないかな」と自信をのぞかせ、松重の歌にも「深く低い声で音程もしっかりとしていて、とても上手だと思いました。仕上がりも楽曲のイメージにぴったりでした」と太鼓判を押している。
作詞を担当したのは、タブラ奏者のU-zhaan(ユザーン)。さらに『蜜蜂と遠雷』で日本アカデミー賞・優秀音楽賞を受けた篠田大介が坂本と共に音楽を担当するなど、実力派が参加。また本作には、キャスト陣にも濱田岳、石田ひかり、市川実日子、松尾スズキ、小雪、池田エライザ、水間ロン、染谷将太、安藤サクラ、荒川良々など豪華メンバーがそろっている。(編集部・入倉功一)