主役級がズラリ!「砂の惑星」再映画化、豪華キャストに注目
作家フランク・ハーバートが1965年に発表したSF小説「デューン 砂の惑星」を、『ブレードランナー 2049』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が再映画化する『デューン(原題) / DUNE』(12月18日全米公開)。ここでは、壮大な世界観を実写化するために集結した、豪華キャスト陣に注目したい。
「デューン 砂の惑星」は、貴重なスパイスが生産される砂漠の惑星アラキス(通称・デューン)を舞台に繰り広げられる覇権争いを描いたSF叙事詩。1984年にドラマ「ツイン・ピークス」などのデヴィッド・リンチが『砂の惑星』として映画化し、カルト的人気を獲得している。ヴィルヌーヴ監督による再映画版は2部作を予定しており、動画配信サービス「HBO Max」向けのドラマシリーズも企画されている。
本作の主人公ポール・アトレイデスを演じるのは、『君の名前で僕を呼んで』などのティモシー・シャラメ。オリジナル版でカイル・マクラクランが演じたポールは、アトレイデス家の公爵レトの息子で、宿敵ハルコネン家の陰謀に巻き込まれ、逃亡を余儀なくされてしまう。すでにポールのビジュアルは、映画の公式Instagramで公開されており、ティモシーは「大人になる前、ポールは軍を率いる父のリーダーシップを学んでいる。10年後あたりに若き将軍になるつもりなんだ」と Vanity Fair で語っている。
ポールの父で惑星を統治するレト公爵を『スター・ウォーズ』新三部作でポー・ダメロンを演じたオスカー・アイザック、ポールの母ジェシカを『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』のレベッカ・ファーガソンが演じる。心を読み、人を操ることができる母ジェシカは、ヴィルヌーヴ監督いわく「宇宙の修道女より優れている」存在なのだという。さらにポールを指導する戦士たちには、DCヒーロー・アクアマン役で知られるジェイソン・モモア(ダンカン・アイダホ役)、『アベンジャーズ/エンドゲーム』などで悪役サノスを演じたジョシュ・ブローリン(ガーニー・ハレック役)といった顔ぶれが揃った。
また、『マイティ・ソー』シリーズのステラン・スカルスガルドが、アトレイデス家と睨み合うハルコネン男爵役で、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のシャロン・ダンカン=ブルースターが、アラキスの生態学者リエト・カインズ博士役で出演。オリジナル版でマックス・フォン・シドーが演じていたカインズ博士は、本作で設定が白人男性から黒人女性に変更となっている。
その他、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のデイヴ・バウティスタ(ハルコネン男爵の甥ラバン役)、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のゼンデイヤ(謎の女性チャニ役)、『ノーカントリー』のハビエル・バルデム(原住民の族長スティルガー役)、『さざなみ』のシャーロット・ランプリング(修道女団の教母役)といった主役級の俳優たちが脇を固める。(編集部・倉本拓弥)