「エール」堀田真由、森七菜…競演する「3年A組」出演キャストに注目!
現在放送中のNHK連続テレビ小説「エール」(月~土、総合・午前8時~ほか)。本作は、2019年放送の大ヒットドラマ「3年A組 -今から皆さんは、人質です-」の“卒業生”がキャストに名を連ねていることでも話題を呼んでいる。それぞれの役どころに注目してみたい。
連続テレビ小説102作目となる「エール」は、作曲家・古山裕一(窪田正孝)と妻・関内音(二階堂ふみ)が主人公となる物語。昭和の激動の時代を音楽とともに駆け抜けた夫婦の姿が描き出されていく。
裕一の心を奪う、美しい踊り子の志津を演じて強いインパクトを残したのが堀田真由だ。裕一が訪れたダンスホールの花形として、男性たちからの絶大な人気を誇る志津を体現した。堀田は「わろてんか」に次ぐ朝ドラ出演となり、今回の撮影で社交ダンスに初挑戦したという。
堀田は「3年A組」では水泳部のキャプテンで、勝ち気な性格の女子生徒を好演。ほかにも映画『虹色デイズ』『あの日のオルガン』『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』『ブラック校則』など出演作が相次いでいるほか、ドラマ「恋はつづくよどこまでも」でも熱い視線を浴びた。
森七菜は音の妹である梅役として、少女時代を引き継ぐかたちで登場。文学少女の梅は小説家になることを夢見ているという役どころで、森は今回が朝ドラ初出演となる。「3年A組」では電脳部所属のアニメを愛する女子生徒を演じた。『天気の子』でヒロイン・陽菜の声優を務めたことをはじめ、『東京喰種 トーキョーグール【S】』『最初の晩餐』『地獄少女』『ラストレター』などの話題作に続けざまに出演を果たした。
「3年A組」に陸上部に所属する生徒役で出演していた望月歩は、川俣銀行の新人行員・松坂寛太役を務めている。頭取の茂兵衛や、将来の頭取と言われる裕一にこびを売ったりするが、どこか憎めないキャラクターだ。望月は映画『ソロモンの偽証』前後篇に出演し、昨年公開の『五億円のじんせい』『向こうの家』では主演を務めた。
さらに、「3年A組」でクラスの問題児を演じた佐久本宝も存在感を発揮している。音楽の道を行く兄の裕一への反発もあり、福島に残って地元のために奮闘する浩二役を担っている。佐久本はこれまでオーディションを経て抜てきされた映画『怒り』をはじめ、『あの頃、君を追いかけた』『惡の華』などに出演し、演技力を評価されている。
多方面での活躍が続く「3年A組」の卒業生たち。今後の物語の行く末とともに彼らの競演にも期待が高まる。(編集部・大内啓輔)
連続テレビ小説「エール」は毎週月曜~土曜あさ8時よりNHK総合ほかにて放送中(土曜は1週間振り返り)