コリン・ファレルvsジュード・ロウ!幻の『バットマンvsスーパーマン』映画、内容がダークすぎ
2000年代初頭に企画された幻の『バットマンvsスーパーマン』映画について、『バットマン フォーエヴァー』などの脚本家で知られるアキヴァ・ゴールズマンが、Colliderのインタビューで内容の一部を明かした。
DCヒーロー・バットマンとスーパーマンが激突する映画は、2016年にザック・スナイダー監督が『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』として製作している。しかし、米ワーナー・ブラザースはそれ以前に二大ヒーローが対峙する映画を企画しており、監督には『ネバーエンディング・ストーリー』のウォルフガング・ペーターゼンが就任し、バットマンをコリン・ファレルが、スーパーマンをジュード・ロウが演じる予定だった。
『セブン』のアンドリュー・ケヴィン・ウォーカーから脚本を引き継いだアキヴァは、「私たちはプリプロダクション(撮影前の準備作業)に突入していたんだ。映画は最高にダークな作品だったよ」と同サイトで企画を振り返っている。アキヴァの言葉通り、映画はバットマン=ブルース・ウェインの執事アルフレッドの葬式で幕を開け、ブルースが恋に落ちてバットマンを辞め、宿敵ジョーカーがブルースの妻を殺害する(しかも妻の愛は、ジョーカーがブルースを破滅させるための偽り)といった凄まじい内容だったという。
残念ながら企画は頓挫し、コリンとジュードが共演する『バットマンvsスーパーマン』は幻となった。アキヴァは「当時、様々なストーリーを一緒に脚本に落とし込めましたが、それらが世界観にうまく着地しなかったんです」と語っている。
ちなみに、バットマン役にキャスティングされていたコリンは、マット・リーヴス監督によるバットマン新作映画『ザ・バットマン(原題) / The Batman』(2021年6月25日全米公開)で悪役ペンギンを演じている。(編集部・倉本拓弥)