ミニシアター・エイド基金、1か月で3億円突破
映画監督の深田晃司、濱口竜介らが有志で集まり、新型コロナウイルスの感染拡大により閉館の危機に立たされたミニシアターを支援するクラウドファンディング「ミニシアター・エイド基金」が14日、3億円を突破した。同プロジェクトは4月13日より始まり、約1か月で達成したことになる。
深田監督らが「緊急支援策」として立ち上げた本プロジェクト。4月13日よりMOTION GALLERYでクラウドファンディングを開始し、わずか57時間で当初の目標額1億円を達成。その後、16日に緊急事態宣言が全国に拡大されミニシアターを取り巻く状況がさらに厳しくなったため、新たに段階別のゴールを設置。28日に2億円、連休明けの5月7日には2億5000万円を突破し、14日に3億4万4,685円が集まった。コレクター(支援者)は2万7,066人。
「ミニシアター・エイド基金」は現在3億5,000万円を目標額に継続しており、締め切りとなる5月14日(23時59分)の前日にYouTube配信で行われたラストスパートイベントでは、各地の劇場支配人をはじめ多数の著名人が集結。茂木健一郎(脳科学者)、片渕須直(映画監督)、矢部太郎(芸人、漫画家)、林海象(映画監督)、中村高寛(映画監督)、玉城ティナ(俳優)、加藤るみ(タレント/映画コメンテーター)、森崎ウィン(俳優)、井浦新(俳優)、斎藤工(俳優/映画監督)、渡辺真起子(俳優)、小泉今日子(俳優)らがミニシアター存続を訴えた。(編集部・石井百合子)