『キングダム』プロデューサーが語っていた続編の可能性
「週刊ヤングジャンプ」で連載中の原泰久のコミックを山崎賢人主演で実写化した映画『キングダム』の、続編製作が29日に発表された。実写化不可能と言われたコミックに挑んだ映画プロデューサーの松橋真三が、前作公開前のインタビューで続編について語っていた。
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累計発行部数が4月時点で6,400万部を超えている漫画「キングダム」は春秋戦国時代の中国が舞台。戦災孤児の少年・信が後の始皇帝となるエイ政と出会い、中華統一の戦いに身を投じ、成長していくさまを描いている。昨年、満を持して公開された実写映画版は、2019年公開の邦画実写作品1位の興行収入57.3億円(東宝発表)を記録した。
前作で描かれたのは原作の1巻から5巻までという序盤の部分。松橋プロデューサーは原作者の原とともに何度も脚本会議を重ねた。そんな松橋プロデューサーは公開前に続編について聞かれると次のように答え、すでに意欲を見せていた。
「パート1で相当なお金がかかったので(続編は)生半可な気持ちではやれない。それ相応のヒットをしてくれないと。でも、続編を求める声が映画を観てくださった方たちからいただけるのであれば、やりたいです。丁寧にやっていきたい。実は勝手にやってます。自分の中では構想を練っているんです」
見事に「それ相応のヒット」以上の数字をたたき出し、続編の製作が発表された。公開前に自然と「パート1」という言葉を口にしていた松橋プロデューサー。信やエイ政といった登場人物たちはもちろん、『キングダム』という作品の進化にも期待せずにはいられない。(山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記)(編集部・海江田宗)