東山紀之、松岡昌宏、知念侑李「必殺仕事人」新作放送!市村正親が初登場
東山紀之主演の人気時代劇「必殺仕事人」シリーズの新作「必殺仕事人2020」(ABC・テレビ朝日系)が、6月28日よる9時から放送されることが決定した。松岡昌宏(TOKIO)、知念侑李(Hey! Say! JUMP)、和久井映見らおなじみの面々のほか、市村正親、杉野遥亮、森川葵らがゲスト出演する。
世相を反映した問題を描き出す本シリーズ。今作のテーマは、「親だまし」。渡辺小五郎(東山)、経師屋の涼次(松岡)、リュウ(知念)ら仕事人たちが、ハンパな悪党と、息子をかたって親から多額のお金を引き出す卑劣な犯罪に挑む。「必殺仕事人」シリーズ初登場となる市村が演じるのは、本町奉行所に赴任してくる奉行・湯川伊周。悪人を撲滅するためにやって来た穏やかな性格の人格者だが、実は裏の顔を持つ人物だ。
さらに、引きこもりの若者・田上新之丞役を杉野、娘・つゆ(古川凛)と一緒に暮らすため健気に働くたけ役を森川が務める。さらに、新之丞の父親で、伊周とともに本町奉行所に赴任してきた与力・田上誠蔵役を杉本哲太、誠蔵の妻・しずえ役を中島ひろ子、グレ者・五十嵐鉄三郎役を大東駿介、「新生塾」代表・溝端九右衛門役を駿河太郎が担う。
また、今年は、1973年の初登場以来、中村主水役で必殺シリーズを牽引してきた藤田まことさん没後10年にあたる。撮影前には、仕事人のアジトに藤田さんの写真と中村主水の好物であったメザシを飾り、東山ら出演者が手を合わせた。東山は「藤田さんに『相変わらずみんなで集まってワイワイと藤田さんの話をしながら頑張っています』と報告しました。今でも藤田さんのような存在は絶対に必要だと思っています」と“必殺”の真髄を教わった大先輩への思いを語っている。(編集部・梅山富美子)
コメント全文
■東山紀之
市村さんとお芝居で共演させていただくのは初めてです。最初にお話させていただいたのは確か「紅白歌合戦」(1989年)でご一緒した時だったと思います。僕は市村さんをすごく目標にしていたんですよ。自分を律して舞台に立ち続けるというご苦労もよくわかるので、「こんな舞台人になりたい」と思っていました。今後、歌って踊る企画でもご一緒できたらいいですね。
刀を交えることでコミュニケーションを取るというか、気持ちが伝わるというか、時代劇のこの感覚というのは日本人ならではですよね。立ち回りの先生たちとお話していると、諸先輩方のすごいお名前が出てくるんです。先輩方も育ってこられた時代劇の歴史の中にちょっとだけでも入れた気がするので、この作品に出られることがすごくうれしいです。
また、今年は藤田まことさん没後10年の撮影でした。藤田さんの写真に「相変わらずみんな集まってワイワイと藤田さんの話をしながら頑張っています」と報告しました。一緒にメザシが食べられなくて残念ですけどね。今でも藤田さんのような存在は絶対に必要だと思っています。
そんな長い歴史のある必殺シリーズですが、今回もとてもいいお話になっております。
ぜひ、今年もこの世界観をお楽しみください!
■市村正親
東山くんとは、たまにどこかで会うということはあっても、お芝居するのは初めてです。
初めてお話ししたのは平成元年の「紅白歌合戦」。我々の感じだとミュージカルで出会うのが自然なんだろうけど、時代劇で出会うことができました。これも令和のなせる奇跡のひとつなんでしょうね。今後、歌って踊る企画でもご一緒する日が来ることを願っています。
僕はこのドラマを観ていましたから、撮影の日を楽しみにしていました。いざ入った現場では『あ、(テレビで)観ていた人が目の前にいる!』という感じでしたね。
今回、殺陣をした時に「日本人でよかったなぁ」と思ったんです。時代劇の殺陣ってやっぱりかっこいいですよ。斬られるのもかっこいい! 僕、実は緊張して東山くんの目を見られなかったんです。刀を交えながらも「かっこいいな」と思っていました。
僕が演じる伊周という役は、前半は優しさの中にも権威がある人物なのに、後半になるとだんだん本性を表していきます。この際だから、とことん悪になってやろうと思って楽しみました。前半と後半の変わり身に、ぜひ注目していただきたいですね。