川栄李奈、木村拓哉と初共演 「BG」で目の不自由な天才ピアニストに
女優の川栄李奈が、木村拓哉主演のテレビ朝日系ドラマ「BG~身辺警護人~」第2話(6月25日、午後9:00~10:04放送)にゲスト出演することが明らかになった。川栄が演じるのは日本クラシック界の寵児となった天才ピアニストで、木村とは初共演。目の不自由な設定を演じるのは初のことで、2006年の映画『武士の一分』で失明した侍を演じた経験のある木村からアドバイスを得たといい、「毎回、リハーサルの後に『こうした方がいいんじゃない?』と、目線の動かし方や振り向き方を、理由と一緒に教えてくださるんです。木村さんのアドバイスがすごくありがたく、心強いです」と撮影を振り返っている。
前作から約2年ぶりとなる新シリーズで、民間警備会社所属から私設ボディーガードに転身した島崎章(木村)の活躍を描く本作。第2話には川栄演じる、国際コンクールへの出場を控える目の不自由な天才ピアニスト・守尾恵麻が登場。事務所の社長である実姉の献身的な支えと戦略も功を奏し成功するが、ハンディキャップを武器にした売り出し方など姉のやり方に反感を募らせ、自らの死を招き寄せるような行動へ。この状況に危機感を覚えた姉が章に、恵麻の警護を依頼する。
姉と複雑な関係にある恵麻に「私自身にも姉がいて、今でこそ仲良しですけど、小さい頃は全然仲良くなかったんです(笑)。だから、恵麻とお姉ちゃんの温度感も理解できますし、昔の感覚を思い出しながら演じる日々です」と自身の経験を重ねる川栄。一方、ピアノ経験はゼロで撮影前から猛特訓したといい、練習を繰り返し鍵盤の場所を丸暗記して撮影に挑んだ。「音符も読めないし、どの鍵盤が『ド』かも分からないレベルなのに、先生から『鍵盤を見ずに弾いてください』って言われて……(苦笑)。本当に難しかったです」と苦労を打ち明ける。
初共演となった木村に「撮影合間にも気さくに、他愛もない話もしながら、場の空気を和ませてくださるので、すごくうれしいです。本当にスゴい方です!」と感銘を受けた様子だ。
本作は新型コロナウイルス感染拡大の影響により撮影休止となり放送が延期されていたが、6月18日よりスタートとなる。斎藤工、菜々緒、間宮祥太朗が続投するほか、新たに道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)、勝村政信、市川実日子、仲村トオルらが出演する。(編集部・石井百合子)