名作ミュージカルをそのまま映像化！『ハミルトン』Disney+で7.3世界同時配信

　アメリカ合衆国建国の父の一人であるアレクサンダー・ハミルトンの生涯を、有色人種のキャストとヒップホップミュージックでつづった、大ヒットブロードウェイミュージカルの映画化『ハミルトン』が、7月3日からディズニーの配信サービス「Disney+」（ディズニープラス）で世界同時配信されることが決定した。

　『ハミルトン』は、合衆国憲法の起草者であるハミルトンの人生を、ヒップホップ、ジャズ、R＆Bを交えた斬新な手法でミュージカル化した作品。トニー賞11部門をはじめ、グラミー賞、ローレンス・オリヴィエ賞、ピューリッツァー賞と数々の賞を獲得したこの名作を、舞台をそのまま撮影する手法で映画化した。

　人種差別への抗議運動が広まるなか、当初の予定を1年以上早め、アメリカ独立記念日である7月4日前夜の配信を決定。世界同時配信を実現するために、英語音声のみとなり、日本語字幕版の配信については、決定次第、公式サイト等で告知される。

　ウォルト・ディズニー・カンパニー会長のボブ・アイガーは、「このような力強いクリエイティブな方法で、人々に文化的インパクトを与え、心をつかむストーリーで魅了し、上演される芸術作品は過去10年間において、『ハミルトン』のほかにありません。リーダーシップや不屈の精神とは何か、そして愛と希望、一丸となって逆境に立ち向かう人々が描かれた本作は、非日常的な試練に直面している我々に勇気を与えてくれることでしょう」とコメントしている。

　映像は、2016年6月にブロードウェイのリチャード・ロジャース・シアターで上演された舞台を撮影したものとなり、ブロードウェイの制作陣から、脚本・音楽・作詞・主演のリン=マニュエル・ミランダ、ジェフリー・セラー、トーマス・ケイルが製作に参加、ケイルは監督も務める。

　ハミルトン役のミランダは「トーマス・ケイル監督が、『ハミルトン』をこのように美しく映像化してくれたことを誇りに思います。彼は全ての視聴者がこの作品を自宅の特等席で観られることを可能にしてくれたのです」と感謝。「世界中が混乱に陥っている今年、米国独立記念日の週末に本作のリリースを早めてくれたディズニーとディズニープラスに心より感謝します。この作品を楽しみにしてくださっているファンの皆様のご要望にお応えし、今回の配信開始を実現できたことを本当に嬉しく思っています。この作品は私たちの誇りです。そして、早く皆様に観て頂きたいです」と思いを語っている。（編集部・入倉功一）

映画『ハミルトン』は「Disney+」（ディズニープラス）にて7月3日（国内では16時より）配信開始