セクゾ菊池風磨、偽りの世界に挑むビル管理人に!万城目学原作「バベル九朔」主演
菊池風磨(Sexy Zone)が日本テレビの深夜ドラマ枠「シンドラ」で放送される「バベル九朔」(10月19日スタート、毎週月曜深夜24時59分~)で主演を務めることが明らかになった。
本作の原作は、映画化もされた「鴨川ホルモー」「プリンセス・トヨトミ」「偉大なる、しゅららぼん」などで知られる万城目学の同名小説。27歳になっても脚本家の夢を諦めきれない自由人の九朔満大(きゅうさくみつひろ)が、脚本の執筆に集中するために1年間限定で雑居ビル「バベル九朔」の管理人になったことから物語が動き出す。
2017年のシンドラ「吾輩の部屋である」で登場人物がたった一人という哲学的コメディーに挑み、近年では舞台「HAMLET -ハムレット-」にも出演した菊池。本作では、高祖父が作った築88年の5階建て雑居ビルの新米管理人となった満大を演じる。健気に執筆中の満大はある日、地下1階の物置部屋から、すべての願いが叶う偽りの世界“バベル”へと迷い込む。そこにいたのは、現実世界でやむなく夢を諦めてしまった監督志望の親友・後藤健や風変わりなビルのテナントさんたちだった。
迷い込んだ人は自分の思い通りになる世界を前に「ずっとここにいたい」と願ってしまう“バベル”だが、ある言葉を口にしてしまうと二度と現実世界には戻れない。謎の少女に導かれ、ビルの仲間を救うために奔走する満大。“くらまし”という名の怪物が現れたり、カラス女に追い回されたり、さらには失踪したはずの父の勝も現れたりと、さまざまな事態が起こるなか、満大は“バベル”に全力で立ち向かうことになる。
菊池は「ドラマを観てもらったら、主人公と一緒に迷路に迷い込んだような感覚で、楽しんでいただけると思います。あと、ドラマの内容や僕が演じる満大には、うちのグループや僕自身にも重なる部分があるなと思っていて。Sexy Zone も、もう少しでデビュー10年目。ここまでやってきて、夢と現実の差とかが見えてくる中で、葛藤があったり、希望があったり……僕自身とリンクする部分もあるので、考えさせられる内容にもなるだろうなと思っています」とコメントを寄せている。
監督としてドラマ「素敵な選TAXI」や映画『トラさん~僕が猫になったワケ~』の筧昌也などが参加する。“万城目ワールド”とも評される想像力豊かなストーリーが、どのような映像で表現されているのか、菊池の演技とともに期待が高まる。(編集部・大内啓輔)
菊池風磨(主演・九朔満大役)コメント
このドラマのお話を聞いて、とても嬉しかったですし、とにかく驚きました。こういう状況(コロナ禍)でもあったので、まさか自分に主演ドラマのお話が来るとは。今はとにかく新しい作品に参加できることが嬉しくて、ワクワクしています。これまでたくさん映像化されてきた万城目さんの原作ですし、脚本もとても読み応えがあって、ハラハラドキドキでした! 脚本を読んだだけでもそう思えたので、映像になった時にどう深みが出るのか楽しみです。ドラマを観てもらったら、主人公と一緒に迷路に迷い込んだような感覚で、楽しんでいただけると思います。
あと、ドラマの内容や僕が演じる満大には、うちのグループや僕自身にも重なる部分があるなと思っていて。Sexy Zone も、もう少しでデビュー10年目。ここまでやってきて、夢と現実の差とかが見えてくる中で、葛藤があったり、希望があったり……僕自身とリンクする部分もあるので、考えさせられる内容にもなるだろうなと思っています。
シンドラは2回目(2017年放送のシンドラ第2弾「吾輩の部屋である」主演)で、前回は部屋の中から出ることなく、そして、今回はビルの中ということで、デジャヴ感もありますが(笑)ただ、前回はひとりだったので、今回は(まだ発表できませんが)演技派の共演者の方々との掛け合いも見どころです! 一から勉強させていただきながら、成長したところをお見せしたいと思います!