注目若手女優・吉田美月喜、“親友”井頭愛海と育んだ友情を振り返る
注目若手女優の吉田美月喜が7日、オンラインで行われた映画『鬼ガール!!』リモート会見に出席し、主演の井頭愛海と育んだ友情について明かした。この日は、板垣瑞生、上村海成、桜田ひより、曽野舜太も登壇した。
本作は、鬼伝説が残る大阪の奥河内を舞台に、鬼族の血筋であることに悩む少女・鬼瓦ももか（井頭）が、あこがれの高校生活に奮闘し、仲間たちと映画作りにかける日々を描き出す青春ドラマ。NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」などで知られる井頭が映画初主演を務め、板垣、上村、桜田、吉田、曽野ら若手の注目株が集まった。この日の会見は、公開1か月前を祝して、教室を会場にキャスト陣は劇中の制服姿で参加。まるで放課後のようなシチュエーションで実施された。
大阪の奥河内地域の自治体や観光協会の全面協力のもと制作された本作。井頭が「みんな同年代。年齢も近かったですし、泊まっている場所も一緒だったので、合宿気分で楽しかったです」と振り返ると、桜田も「ホテルのロビーでたこ焼きを作ったりして。それこそ青春みたいなことができたんじゃないかなと思います」とコメント。そして吉田は「今回、初めて関西弁に挑戦したり、和太鼓をやったりと、普段と違う筋肉を使って大変でした」と撮影時を振り返った。
劇中で、主人公・ももかの親友・宇佐美雪を演じる吉田、ももかをライバル視する校内No.1の美女・松丸星愛姫を演じる桜田だが、2人は実際も現役の高校生。それぞれの役づくりについて、吉田は「ももかの親友役ということで、初日から一緒にやらせてもらいました。関西弁のセリフも（関西出身の井頭が）しっかりと教えてくれて、信頼もできたし、頼れるなと思いました。しっかりと親友に見えたらいいなと思って演じました」と語ると、その言葉に井頭は「なっていたよ」と笑顔。さらに「撮影中も2人に支えてもらったし、2人がいたから乗り越えられました。ありがとうございました」と桜田と吉田に感謝の思いを述べるひと幕もあった。
一方の桜田は、「星愛姫は自分の気持ちが恥ずかしくて、隠したがる子なんですけど、ももかといることで、どんどん星愛姫が変わっていく様子を、わたしも一緒に影響を受けながら作っていけたと思います」と述懐していた。（取材・文：壬生智裕）
映画『鬼ガール!! 』は10月9日に大阪先行公開
10月16日から東京ほか全国順次公開