『荒野の用心棒』テレビシリーズ化!「ゲーム・オブ・スローンズ」脚本家が交渉中
クリント・イーストウッドの出世作『荒野の用心棒』(1964)が、マーク・ゴードン・ピクチャーズによってテレビシリーズ化されると、Deadlineが報じた。
黒澤明監督の『用心棒』(1961)を翻案した『荒野の用心棒』は、二大勢力が対立するニューメキシコの小さな町に現れた凄腕ガンマンの姿を描くマカロニ・ウエスタン。イーストウッドとセルジオ・レオーネ監督がタッグを組んだ『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』と合わせて「ドル箱三部作」としても知られており、先日91歳で亡くなった映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネが音楽を担当した。
同サイトによると、マーク・ゴードン・ピクチャーズはシリーズ化にあたり、レオーネ監督の『荒野の用心棒』と黒澤監督の『用心棒』両方の権利を獲得したという。テレビシリーズは現代的なオリジナル作品として進んでおり、ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の脚本家ブライアン・コグマンが企画参加に向けて交渉に入っている。
黒澤監督作品ではこの他、代表作『羅生門』も米テレビシリーズが企画されている。こちらも現代を舞台にした作品になると言われており、スティーヴン・スピルバーグ監督の製作会社アンブリン・テレビジョン、動画配信サービス HBO Max が製作に参加している。(編集部・倉本拓弥)