歌うま女優アナ・ケンドリック、普段は歌わない!その理由は?
ハッピーな音楽でいっぱいのミュージカルアニメーション映画『トロールズ ミュージック★パワー』で主人公ポピーの声を担当した女優のアナ・ケンドリックがインタビューに応じ、日常生活では歌わないようにしていると明かした。
【動画】アナ・ケンドリックが歌う!『トロールズ ミュージック★パワー』本編映像
ブロードウェイ出身で、『ピッチ・パーフェクト』シリーズなど歌唱力には定評のあるアナ。そんな彼女が前作『トロールズ』(2016)に続き本作で演じたのは、いつだってポップミュージックをノリノリで歌っているポップ村の女王ポピーだ。しかしアナ本人は普段はあまり歌わないといい、「だって友達を失いたくないから(笑)。一人きりの車ではカントリーソング、ポップソング、R&Bソングなんかを歌うけどね」とのこと。ポピーにはレコーディング時の彼女の表情も反映されており、「最近、親友に『オーマイゴッド! 今すっごくポピーみたいな顔した!』って言われたの(笑)。『違うって! ポピーがわたしに似ているの!』と言い返したわ」と笑った。
今回の収録ではすぐさまポピーの声に戻れたものの、前作の収録時には“相応しいポピーの声”を見つけるまでに時間がかかったのだという。「彼女はとても小さく、ピンクで、楽観的だから、わたしは録音ブースでは甲高い、カートゥーンっぽい声にしがちで、その癖を直すのに少し時間がかかった。最終的にはちょっとうなり声も混ぜてみて、もっと面白いポピーの声になった」。「彼女を演じるため、自分の中にある『全ては成し遂げられる!』『どんなことだってできる!』というようなアイデアと共鳴するのはとても心地よいことでもある。いつも収録を終えると、スタジオに到着した時よりずっといい気分になっているの」とポピー役にはヒーリング効果があると笑顔を見せた。
ポップ村のみならず、ロック、ファンク、テクノ、クラシック、カントリーと五つの村があることが判明することから始まる本作は、底抜けにハッピーで楽しいのはもちろん、多様性と包括性についてもしっかり描かれた作品になっている。アナは「ただただ楽しい映画だけど、一人ひとり違っていることが世界を美しく、とても特別なものにするという強いメッセージもある。わたしたちは何か一つを選ぶ必要はないし、たくさんの異なるものを好きでいい。人を楽しませることを目指すだけでなく、そうした思いの込められた作品に参加できるのはボーナスみたいなものね」と語っていた。(編集部・市川遥)
映画『トロールズ ミュージック★パワー』は10月2日より全国公開