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『トロールズ ミュージック★パワー』はこうして生まれた!キャラクター数も音楽ジャンルも激増!

「トロールズにとっては髪の毛がとても重要だから、性別に関係なく、髪の毛の中で卵を育てるんだ」ウォルト・ドーン監督
「トロールズにとっては髪の毛がとても重要だから、性別に関係なく、髪の毛の中で卵を育てるんだ」ウォルト・ドーン監督 - A UNIVERSAL PICTURE (C) 2020 DREAMWORKS ANIMATION LCC.ALL RIGHTS RESERVED.

 ミュージカルアニメーション映画『トロールズ ミュージック★パワー』のウォルト・ドーン監督がインタビューに応じ、キャラクター数も音楽も前作『トロールズ』以上にパワーアップした同作をどのように作り上げたのかを語った。

【動画】怒涛のポップソングメドレー!『トロールズ ミュージック★パワー』本編映像

 前作ではトロールズの村はホップミュージックを愛する「ポップ村」しか登場しなかったものの、実は他にもロック、ファンク、テクノ、クラシック、カントリーと五つの村があることが判明し……。大ヒット曲の数々とキャッチーなオリジナル曲に乗せて、ポップ村の女王ポピーが相棒のブランチと共に大冒険に出るさまがカラフルに描かれている。

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 ドーン監督は続編のアイデアが生まれた経緯について「またトロールズの世界に戻れるのならば、もっとたくさんのキャラクター、もっと新しい世界、もっとたくさんの音楽が必要だと思ったんだ。そこから、さまざまに異なる音楽に基づいたストーリーを語ろう、ということになった。そうして、違いを祝福するというテーマにたどり着いたんだ。ハーモニーや多様性といったことはいつの世の中でも大切なことだし、特に今は重要な意味を持っていると思う」と説明。

トロールズ ミュージック★パワー
レゲトントロールたちとブランチ

 メインとなるポップ、ロック、ファンク、テクノ、クラシック、カントリーという六つの音楽ジャンルについては、音楽学者の協力も仰いで決定した。「この六つのジャンルが世界の代表といえると思う、と言われたんだ。そしてたくさんのサブジャンルがある。六つのジャンル以外にも盛り込みたい音楽はたくさんあったから、92分の映画に最大限詰め込めていたらいいのだけれど(笑)」というドーン監督の言葉通り、本作にはヨーデル、K-POP、レゲトン、スムースジャズなどありとあらゆるジャンルのトロールが登場することになった。

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 「第1作を作っている時、僕たちは彼らの世界を探検してキャラクターたちのことを知ったけれど、まだ表面をかすったくらいしか知れていないと感じていた」というドーン監督。その最たるものが、ポップ村で暮らしながらも、四足歩行で、他のポップトロールたちとは明らかに見た目が違うクーパーだろう。「あれは語るのが難しい物語だった。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の社会学者で、アフリカ系アメリカ人とその文化が専門のダーネル・ハント教授と一緒に仕事をしたんだ。できるかぎり繊細に、移民や、他の環境に混ざっていくということ、どちらの世界にも属していると感じていることについて描こうとね。とても難しかったけれど、やる価値はあったよ」

 とびきりハッピーで楽しいのに、深いメッセージも込められている。ドーン監督は「両方の要素のバランスを取ろうとしたんだ。まずは“いい時間”にしようとした。世界は深刻な問題だらけで、映画も深刻なものが多いからこそ、楽しく、皆の心を躍らすような作品にしようとしたんだ。だからといって、何も重要なメッセージがないってわけでもない。メリー・ポピンズが『お砂糖ひとさじで苦い薬も飲める』と歌うようにね。それが、本作のアイデアだ。人々はいい時間を過ごして笑っていたら、このメッセージについて聞く時にはよりオープンになっていると思うんだ」と狙いを明かしていた。(編集部・市川遥)

映画『トロールズ ミュージック★パワー』は公開中

ポップ村の女王ポピーがスパイス・ガールズ「ワナビー」をノリノリで歌いだす!映画『トロールズ ミュージック★パワー』本編映像 » 動画の詳細
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