『007』ショーン・コネリーさん死去 90歳
映画『007』シリーズの初代ジェームズ・ボンド役で知られるスコットランド人俳優のショーン・コネリーさんが90歳で死去した。BBCにショーンさんの息子が語ったところによると、ショーンさんはしばらく前から体調が思わしくなく、バハマの自宅で睡眠中、安らかに息を引き取ったという。
ショーンさんは記念すべきシリーズ第1弾『007/ドクター・ノオ』(1962)をはじめ、『007/ロシアより愛をこめて』『007/ゴールドフィンガー』『007/サンダーボール作戦』『007は二度死ぬ』『007/ダイヤモンドは永遠に』そして『ネバーセイ・ネバーアゲイン』と7度にわたってジェームズ・ボンドを演じてきた。多くのファンに愛され、最高のボンドと評されることも多い。
『007』シリーズのプロデューサーであるマイケル・G・ウィルソン&バーバラ・ブロッコリは「われわれはサー・ショーン・コネリーの訃報に打ちのめされています。彼は永遠に、『名前はボンド……ジェームズ・ボンド』という忘れられないセリフで登場した時から、映画史に輝く初代ジェームズ・ボンドとして記憶されることでしょう。彼はセクシーでカリスマ性のあるスパイを気骨がありウィットに富んだ人物として演じることで、世界に革命を起こしました。疑いなく、彼はこの映画シリーズの成功の立役者です。われわれは、永遠に彼に感謝し続けるでしょう」と追悼コメントを発表した。
ショーンさんは『007』シリーズのみならず、『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』『ザ・ロック』『アンタッチャブル』『ハイランダー/悪魔の戦士』『レッド・オクトーバーを追え!』など数々の映画で活躍した。(編集部・市川遥)