「24」本家トニー・アルメイダ俳優は現在58歳！カルロス・バーナードのいま
大ヒット米ドラマ「24 TWENTY FOUR」で主人公ジャック・バウアー、クロエ・オブライエンに次ぐ人気キャラクターが、トニー・アルメイダだ。放送中の日本リメイク版「24 JAPAN」（テレビ朝日系、毎週金曜よる11時15分～）では池内博之が同キャラの日本版を熱演しているが、本家シリーズでアルメイダを演じていたのはカルロス・バーナードである。今年58歳になったカルロスの「24 TWENTY FOUR」以降の活躍を振り返ると共に、彼の現在を追ってみた。
「24 TWENTY FOUR」は、米連邦機関CTU（テロ対策ユニット）の捜査官ジャック・バウアーが数々のテロ事件に立ち向かうさまを、全24話・1話1時間で描くサスペンスアクション。トニー・アルメイダは同じくCTUの捜査官で、シーズン1ではジャックの単独捜査に不信感を抱き衝突する場面もあったが、シーズン2ではロス支部の責任者を務めるなど、組織を引っ張る存在に。しかし、後のシーズンでアルメイダは犯罪に手を染め、悪役としても描かれた。カルロスは、シーズン1（2001）からシーズン7（2009）までトニー役を務め、全115エピソードに出演している。
同作で知名度を高める以前から、数多くのテレビドラマに出演していたカルロス。「24 TWENTY FOUR」後も、「バーン・ノーティス 元スパイの逆襲」シーズン3（2009～2010）、「新チャーリーズ・エンジェル」（2011）、「ダラス」（2012～2013）、「HAWAII FIVE-0」（2012～2013）といった話題作にゲスト出演。また、俳優業を続けながら監督にも挑戦しており、「ザ・インスペクターズ（原題） / The Inspectors」（2015～2017）、「HAWAII FIVE-0」シーズン7（2016～2017）、「MACGYVER／マクガイバー」（2017～18）などにエピソード監督としてクレジットされている。
そしてカルロスは2017年、キャストを一新した「24 TWENTY FOUR」のスピンオフドラマ「24：レガシー」で、トニー・アルメイダを再演。ジャックやクロエといったお馴染みのキャラクターが登場しない「24」作品に出演したことについて、放送当時 Entertainment Weekly に「少し不思議な感覚。同窓会に参加したつもりが、最終的に全く違う学校に行き着いたみたいだよ」と語っていた。
私生活では、1999年に女優のシャーリーズ・ベイカー＝バーナードと結婚し、2010年に離婚。二人の間には、娘ナタリーちゃんがいる。その後、2013年に女優テシー・サンチャゴと再婚し、2018年に長男ジャクソン君が誕生している。
近年は出演本数こそ減っているものの、DCドラマ「SUPERGIRL／スーパーガール」シーズン3（2017）で刑事の父親役を務めたほか、2019年には『テッド』のセス・マクファーレンが製作総指揮を務めるSFコメディードラマ「宇宙探査艦オーヴィル」シーズン2（2019）にゲスト出演している。2年後には60歳となるカルロスだが、今後も俳優・監督として更なる活躍が期待される。（編集部・倉本拓弥）