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『ばるぼら』二階堂ふみ、先入観を持たず臨んだ難役 監督も絶賛

稲垣吾郎と共に難役に挑んだ二階堂ふみ
稲垣吾郎と共に難役に挑んだ二階堂ふみ

 女優の二階堂ふみが21日、都内で行われた映画『ばるぼら』(公開中)の公開記念舞台あいさつに、稲垣吾郎手塚眞監督と共に出席。手塚監督が「非常に難しい場面もあった」と表現する、自身が演じたキャラクター・ばるぼらについて語った。

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 漫画家・手塚治虫の大人向け異色コミックを、実子の手塚眞監督が実写化した本作。異常性欲に悩まされる人気作家・美倉洋介(稲垣)が、都会の片隅で「排泄物のような女」と言われているばるぼら(二階堂)と出会い、迷宮のような世界に堕ちていくさまを描く。

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 二階堂は、初共演となった稲垣を「わたしが物心ついたときから、スターというかトップで活躍されていた方」と表現すると、「そういう面を含めて、稲垣さんの持っている聡明さや博学さが、演じた美倉というキャラクターに魅力を加えていたと思います。現場で学ぶことが多く、とても貴重な経験をさせていただきました」と感謝を述べる。

 手塚監督は「内容的に非常に難しい場面もあった」と稲垣演じる美倉や二階堂ふんするばるぼらの難易度の高さに触れると、「二階堂さん自体がこの映画のミューズとしてしっかりと立ってくれていた」と二階堂の存在感を絶賛。普段からあまり役柄について考えすぎないようにしているという二階堂は、ばるぼらについて「原作や脚本を読んだとき、実態のないキャラクターなんだろうな」と感覚で察したそうで、いつも以上に先入観を持たず臨んだ役柄だったと明かしていた。

 偉大なる父の、実写化不可能とも言われた作品を手掛けた手塚監督は「父は昔のヨーロッパの雰囲気が好きだったので、もしこの作品を実写化すると話をしたなら、美倉はいい男であることが必須条件だと言ったと思う」と語ると、「その意味では(稲垣が美倉なら)太鼓判を押してくれたと思います」と笑顔。二階堂は「非常にアート性の強い作品です」と述べ、「色々なことが感じられる作品。ぜひ劇場で堪能してください」とライブビューイングで参加した全国65劇場の観客にメッセージを送った。(磯部正和)

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